仲間どうしのグルーミングで
仲間だと認めている猫に対して、グルーミングをしてあげることがあります。「アログルーミング」と呼ばれる、親和行動の一種です。飼い主さんに対しても行う場合があるので、されたことのある方は多いのではないでしょうか?
自分では毛づくろいできない顔周りなどをペロペロしてもらい、気持ちよさそうにしている光景をよく見かけます。ただこれが過剰でヒゲが短くなるケースがあるのです。
お世話好きな猫がいると他の猫たちの顔を舐めるため、そのような現象が起きることがあります。
もしアログルーミングでヒゲが短くなり、動作に問題があるようならかかりつけ医に相談しましょう。猫のヒゲはバランス感覚や物との距離を測るために使われるので、短くなって動きずらくなる可能性はあります。
母猫がかみ切る
子猫に毛づくろいをする際、母猫が子猫のヒゲをかみ切る場合があります。理由は諸説ありますが、これ自体に特に問題はないようです。そのため、まだ親子でいる子猫のヒゲが短くなっていたら、母猫が切ったのだと思ってよいでしょう。
特に禁止する必要もないようです。万が一子猫に異常が見られるようならかかりつけの獣医師に相談してください。
けんかで
猫同士のけんかにより、ヒゲが短くなることも。取っ組み合いをしているうちに途中で折れ、切れてしまうのでしょう。そこまで激しくやり合うシーンに出会うことは珍しいですが、愛猫がケガをしないように注意してあげてください。
外に猫を出してしまうと、野良猫とケンカをしてヒゲが短くなるどころの騒ぎではなくなる場合があります。重大な感染症にかかる危険性がゼロではありませんので、脱走しないようにしてあげましょう。
自然に切れた
猫のヒゲは生え変わります。そのため、自然に短くなった可能性も考えられます。愛猫の抜けたヒゲを大切に保管している飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
大抵の場合は根本から抜け落ちるようですが、まれに途中から切れる可能性も。数本であれば気にする必要はありません。
全てのヒゲが突然抜け落ちる可能性は低いため、もし愛猫にそのような現象が起きていたら動物病院を受診してください。
室内飼いなら大丈夫!
愛猫のヒゲが短くなってしまったら、飼い主さんとしては心配になりますよね。室内飼いの猫であれば、さほど問題はなさそうです。もし動作に問題があるのなら、かかりつけ医へ。
大抵の場合は大丈夫ですが、外に出している猫の場合はいざというときにヒゲから情報を得られず危険な目に遭ってしまうかもしれません。基本的に猫は室内で飼う方が安全です。
まとめ
猫のトレードマークの一つでもある立派なヒゲ。明らかに短くなっていたら違和感を覚えるでしょう。しかし、当の猫が気にしていなければ、あまり問題はないようです。