大きくならない猫種5種類
1.シンガプーラ
- 平均体重:2~3kg
- ベースとなる種:シンガポールの野良猫
シンガポールの下水道で生活していた小柄な猫がもとの、世界最小といわれる猫種です。
短めの毛と印象的なアーモンド型の大きな目、そして筋肉質でガッチリした体型が特徴です。
2.マンチカン
- 平均体重:2~4kg
- ベースとなる種:アメリカの野良猫
短い足で立ち上がって何かを見つめる姿が可愛いらしい、日本でも人気の猫種です。
脚が短いのは小猫症(ドワーフィズム)のせいだといわれていますが、健康上の問題はないとされています。
3.ミヌエット(旧名ナポレオン)
- 平均体重:2~4kg
- ベースとなる種:マンチカン×ペルシャ
ミヌエットは日本ではあまりメジャーではありませんが、ペルシャの毛質と低めの鼻、マンチカンのがっちりした体型と短い足を持った猫です。
小さくてふわふわ、フレンドリーな性格は会えば誰もが虜になるでしょう。
4.キンカロー(マンチカール)
- 平均体重:2~4kg
- ベースとなる種:マンチカン×アメリカンカール
キンカローもあまりお目にかかれませんが、マンチカンの短足ガッチリ型の体型とアメリカンカールのくるんと反り返った耳を持つ猫種です。
長毛と短毛がいますが、どちらも豊富な毛の量とシルクのような手触りが自慢です。
5.バンビーノ
- 平均体重:2~4kg
- ベースとなる種:マンチカン×スフィンクス
ヘアレスキャットの代表スフィンクスの印象的な目と毛質、マンチカンの短い手脚を持つバンビーノは、イタリア語で「赤ちゃん」という意味。
ヘアレス特有の大変さはありますが、大きな耳が妙に可愛い元気いっぱいな猫です。
小型猫の魅力と飼育上の注意点
小型猫の魅力は何といってもその小ささです。
新生児サイズとも呼べる大きさは、ぎゅっと抱くのがためらわれるほどです。
そして小さい身体のどこにパワーを秘めているのか元気で活動的な猫が多く、いつも家族を楽しませてくれます。
しかし小柄ならではの以下のような問題点もあります。
- 小さすぎてどこにでも入ってしまう
- 布団やクッションの下にいても分からず、潰しそうになる
- 血管などが細いので、血液検査その他で苦労する
- 大柄な猫より身体が冷えやすい
- 病気になるとあっという間に体重が落ちる
またマンチカン系の胴長短足猫は特にそうなのですが、小柄な猫は高いところから飛び降りると骨に異常が起きやすいです。
そのため、ステップの数を増やすなどして、猫の身体への負担を軽くする必要があります。
まとめ
永遠の子猫たち。小柄な猫の可愛さはその小ささゆえに特別なものがあります。
しかし小さければ小さいほど普通サイズの猫以上の配慮が必要です。
子猫ほどではありませんが、病気になったときのダメージは決して少なくありません。
普通サイズの猫以上に、健康に心を配りましょう。