大きくなる猫の5つの品種
大型といわれる猫は、メスがだいたい4~6kg、オスは6~10kgくらいの猫たちです。
おとなの体格になるまでに3~5年かかり、10kgを超える規格外も珍しくありません。
1.メインクーン
体重:メス約4~6kg、オス約6~8kg
「巨大猫」として常に話題をさらっているメインクーン。
穏やかな性格に加え、オオヤマネコを思わせる風貌と、1mという長い胴体がその魅力の源です。
2.ノルウェージャン・フォレストキャット
体重:メス3.5~5.5kg、オス4.5~7.0kg
ノルウェーに古くからいる種類で、木登りが大好きな活動的な猫です。
「メインクーンの先祖」ともいわれています。
3.サイベリアン
体重:メス6.5~10kg、オス7.5~12kg
平均体重が一番重いロシア原産のサイベリアン。
「ビヤ樽」と呼ばれるほど丸っこい風貌と、「トリプルコート」と呼ばれる分厚い被毛を持っています。
4.ラグドール
体重:メス4.5~6kg、オス6~9kg
上記3種は寒い地方で大型化した猫たちですが、ラグドールはいくつかの品種をかけ合わせた猫種です。
特徴は、宝石のようなブルーの目。ふわふわな手触りと相まって、まさにぬいぐるみ(ラグドール)のような猫種です。
5.ラガマフィン
体重:メス4.5~7kg、オス6.9~9kg
ラグドールにさらにペルシャなどをかけ合わせて作出されたラガマフィンは、甘えん坊で遊び好き。
容姿はラグドールによく似ているものの、目の色や毛色の種類が豊富です。
大型猫を飼う時のポイント
飼い方の注意点はどんな猫でも同じですが、大型種は身体が大きいという点で、特別な配慮が必要です。
成猫を抱えられるか
猫も6kgを超えると、キャリーバッグも大きく丈夫なものでなければなりません。
病院通いや災害時に自ら猫を運べるかどうかは、猫を飼うときの指針の1つといえるでしょう。
安全かつ十分に運動させられるか
大型猫は運動不足になるといわれがちです。しかしそれは安心して動き回れる場所が少ないからかもしれません。
頑丈なキャットタワーや幅広のキャットステップ、ぶつからずに走りまわれる広い場所の確保も大切な飼育条件です。
まとめ
ここに挙げた5品種は、「ロングアンドサブスタンシャル」と呼ばれる猫たちです。
意味は「長くてがっしり」、つまり運動能力の高い骨太筋肉質な猫たちです。
おっとりさんが多いとはいえ、その重量感あふれる身体から繰り出されるパワーは半端なものではありません。
飼うときには他の猫以上に安全第一を考えながら、そのあり余るるボリュームを堪能しましょう。