猫が『尻尾で足を隠す』3つのワケ

猫が『尻尾で足を隠す』3つのワケ

猫が尻尾で足を隠す仕草を「尻尾マフラー」と言います。エレガントで何となく近寄りがたい仕草に見えます。猫は一体どのような気持ちで尻尾でマフラーをするのか、見てみましょう。

1.寒いからニャ!

くるりと足に尻尾を巻いて上を向く猫

圧倒的に寒さ対策で巻いている事が多いようです。

猫の動線は人間の足元で、床に直接足や手の裏が当たります。

なお冷たい空気は重いので床や足の方へ、すなわち猫の動いている場所に溜まりやすくなります。

そのため、人間より冷たさや寒さを感じるのでしょう。くるりと足や手に尻尾を巻いて暖をとっています。

北国育ちの猫種でなければ、寒さは基本的に苦手な猫族です。

室温を上げたり床にカーペットを敷くなど、猫のために防寒対策をしてあげましょう。

2.警戒しているニャ…

警戒中の猫

(これから何かがあるかも…)と感じた時にも、猫は足に尻尾を巻きます。

定期検査やワクチンで病院へ行く、シャンプーや爪切りなどのお世話がある、歯磨きや投薬など嫌な事があるなと気がつくと警戒します。

人間の動きをよく観察し、いつでも逃げられるようにしている様子なのでしょう。

これ以上警戒されないよう、人間側の気持ちを落ち着けて、ポーカーフェイスを装いましょう。

3.何だか機嫌が悪いニャー

キャットタワーの上で嫌そうな猫

嫌な事があった時も、猫は足に尻尾を巻いていることがあります。

猫は気分や気持ちを整えるために、爪とぎやグルーミングを行います。尻尾マフラーも、一つの気分転換かもしれません。

愛猫が尻尾マフラーをしているとき、来客があったり、外で大きな音がしていたりしませんか?

環境を見直して、猫の不快度をできるだけ下げてあげましょう。

尻尾マフラーをしている時は?

窓際で尻尾マフラー中の猫

この時の猫は、基本的に不快な気分でいるため、構わない方が良いです。

猫には自分のペースで気分を転換させてあげましょう。

下手に触れたり撫でたりすると、余計に興奮してしまう可能性があります。

そして攻撃的になってしまいますので、人間が怪我をする危険性があります。

猫が尻尾マフラーをしているときは、可能な限り適度な距離を保ってくださいね。

まとめ

尻尾マフラーのメインクーン

猫が『尻尾で足を隠す』3つのワケについてお伝えいたしました。

本当に美しい猫の姿ですが、不快度指数が高いとは驚きですよね。

大らかな部分も繊細な部分も持ち合わせている猫です。

そんな猫がストレスを感じ始めてしまうと、問題行動が始まってしまう可能性も。

なるべく尻尾マフラー姿を見ないで済むように、環境を整えてあげてくださいね。

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