1.保定される
猫にとって体を保定され動けなくなるのはかなりキツいことです。なぜなら、万が一敵が襲ってきたり危険な事態が起きたりしたときに、まっさきに逃げられないから。命の危険を感じているのに保定されていたら、猫でなくてもキツいでしょう。
それでなくても猫は繊細な生き物。実際は命の危機ではなくても過剰に恐怖を感じてしまう場合は多々あります。何かしらの異変を感じたとき、さっと逃げられるという状態でないとキツいと感じてしまうのです。
保定が必要のあるときもありますが、そうでない場合はなるべくフリーに、猫が好きなようにさせてあげましょう。
2.捨てられる
これは言わずもがなでしょう。信頼している飼い主さんに捨てられてしまったら、キツい以外の何物でもありません。
ましてやそれまで家の中で暮らしていた猫が突如外の世界に放り出されると、生きて行くのはかなり難しいです。事故に巻き込まれるかもしれませんし、他の猫と喧嘩してケガを負うかもしれません。
正に天国から地獄に落ちてしまうのです。それ以前に猫を捨てるのは犯罪だと、法律で定められています。もちろんモラル的な面から言っても、NGでしょう。
猫は自立した生き物なので、外でも生きていけると思う飼い主さんはいらっしゃるのかもしれませんが…。実際外での暮らしはそう甘いものではないことを、知っておかなければいけません。
3.匂いぷんぷん
猫は強い匂いが苦手です。飼い主さんの足の匂いなどの体臭はOKのようですが、香水や柔軟剤など化学物質の入ったものは苦手な場合が。中には体調不良になることもあるようです。
猫がそばにいるときはなるべく、無臭でいるのがよいでしょう。特にアロマオイルは危険です。匂いを嫌がるだけでなく、成分が蓄積して病気になる場合もあるのです。愛猫の寿命を縮める原因となるかもしれませんので、注意してあげましょう。
4.新入りばかり可愛がられる
新入り猫が来るとどうしてもそちらに手がかかり、先住猫のお世話がおろそかになってしまうことがあります。特に子猫の場合は小さければ小さいほど、多くの時間と手間を取られてしまうでしょう。赤ちゃんが産まれた場合も同様です。
先住猫は飼い主さんの関心が自分には向かなくなったと思い、ストレスを感じてしまいます。新入りが来たときは、それまで以上に気にかけて愛情を注ぐ必要があるのです。
「先住は成猫だし、大丈夫!」なんて思っていると、突然体調を崩してしまうかもしれません。繊細な生き物のため先住猫を優先し、寂しさを感じないようにしてあげてください。
5.構ってもらえない
猫は自立しているため、わざわざ飼い主さんが構わなくても大丈夫と思ってしまいがちですが、実はそうではありません。いつもはそっけなく感じても、やはり適度なふれあいを必要としているのです。そのため、ずっと構ってもらえなければキツいと感じるでしょう。
猫が構って要求をしてきたときはもちろん、過剰にならないようにふれあいを持ちましょう。撫でたときに嫌がる様子がなければ、それはOKのサインです。優しく声をかけながら愛情をたっぷりかけてあげましょう。
まとめ
猫はキツいと思っていても、あまり態度には出さないでしょう。体調不良でさえ隠す生き物ですから。本当に悪くなってから急にドッと出てくるのです。
そのため、愛猫がキツいと感じていないかは飼い主さんがしっかり見ておかなければいけません。いつもと様子が違くないかなど、チェックしてあげましょう。