1.フードの保存方法
フードの保存方法は、フードの形態によって異なります。カリカリ、いわゆるドライフードの場合は酸化を防ぐため、密閉容器での保存が基本です。できれば真空状態になる容器がベスト。
匂いもしっかりと保存してくれるものがよいでしょう。猫は嗅覚を使って食べ物かどうかを判断しますので、美味しそうに匂い立っているフードに食いつきます。愛猫の満足、そして健康維持のためにもその点には気をつけてあげてください。
ウェットフードの保存は、冷蔵保存がオススメです。ウェットフードには保存料が入っていない場合が多く、パッケージ開封後に室内に置きっぱなしにしていると、腐敗することがあります。ですから必ず、冷蔵庫で保存してあげましょう。
猫に与える際は電子レンジ等で軽く温め、人肌程度の温度にしてあげてください。フードの匂いがすると、食いつきがよくなります。
2.食事場所
猫は繊細な生き物ですから、食事場所が落ち着かない環境だと嫌がって食べてくれないでしょう。ですから、静かで人の行き来が少ないところにフードを置いてあげてください。他の猫などに横取りされてしまうような場所もNGです。
猫が安心できないと、ご飯に口をつけない場合も。きちんと食べないと健康維持ができませんので、愛猫がほっとして食べられる環境作りをしてあげてください。
3.フードの量
フードの量も重要です。足りなくても多すぎてもいけません。1日に必要な量は猫によって異なります。まずはキャットフードのパッケージに記載してあるフード量を参考にしてみましょう。
そこから、不妊手術を受けているか否か、運動量などから適正量を考えていきます。手術をしていると代謝が減るため、必要なエネルギーが少なくなるのです。またよく運動する猫と寝てる時間が長い猫とでも異なってくるでしょう。
愛猫に合わせたフード量を考えてあげてください。もし必要なら、かかりつけ医のアドバイスをあおいでもよいでしょう。
4.フードの質
フードの質は、猫の健康に大きく関わってきます。食べたものが体になるからです。安くても添加物いっぱいのフードばかり食べていたら、どうでしょうか?
よいフードは高価なので、飼い主さんのご飯を我慢してまで愛猫に与えろというわけではありません。実際そのような飼い主さんもおられるようですが、飼い主さんのご健康あっての愛猫の健康です。ムリはしないようにしましょう。
なるべく愛猫の健康に配慮しつつ、飼い主さんのお財布は痛たまないところで折り合いをつけるのがベストでしょう。
5.水分量
猫はあまり水を飲まない生き物です。祖先が砂漠で暮らしていたときの名残りのよう。たくさん水がなくても生きていける体に作られているのです。
とはいえ、ある程度の水は必要となります。特に冬は飲水量が減ってしまいますので、注意してあげてください。たとえばいつもドライフードを与えいる場合はふやかしたり1食をウェットフードに置き換えたりすると、摂取量が増えます。
愛猫の健康のため、工夫してあげてください。
まとめ
今日のねこちゃんより:ゆず♀ / 5歳 / 雑種(ミックス) / 3.5kg
猫の食環境は健康に直結しています。ストレスなく安全安心な食事ができるように配慮してあげましょう!