猫が『カーテンを登る』3つの理由と防止策

猫が『カーテンを登る』3つの理由と防止策

猫を新しく家に迎えた当初はたいていカーテンがズタズタです。しかもパワフルな猫はカーテンをよじ登り、裾だけでなく目立つ上部までボロボロにしてしまう…。爪が引っかかって事故になる可能性までありますから、何とかしたいと思いますよね。ここではカーテン登りを止めさせるため、登りたくなる理由と防止策を考えていきましょう。

猫がカーテンを登る3つの理由

カーテンレール上のオッドアイの白猫

1.高いところが好き

猫が高いところに上りたがるのは、もともと身を守るためなのです。

猫は敵から隠れたり逃げたりするため、遊びの中で木登りを学びます。そしてその木の代わりがカーテンというわけで、つい登ってみたくなるのでしょう。

2.体力を持て余している

子猫は好奇心も旺盛ですし、とにかく元気です。手当たり次第冒険してみたくてたまらない。そういう気持ちもカーテン登りを後押ししているかもしれません。

3.注目されたい

カーテンにぶら下がるシャム

高いところへ登れることは、敵からもライバルからも有利になります。特に他に猫がいるときは「すごいでしょ?」と自慢できることなのです。

ひとりっ子なら飼い主さんの注意を引きますから、構ってほしいのかもしれません。

カーテン登り防止の秘策4つ

キャットタワーでくつろぐアメショ2匹

1.登りたい欲求を別のものに振り分ける

キャットステップやタワーを設置、あるいはタンスの上に行けるようなルートを確保し、「満足できる高い場所」を作りましょう。

他の遊び場ができれば、体力をそちらで発散できます。

2.好みの爪研ぎを置く

カーテン登りは、狩りに必要な指の筋肉を鍛える目的も兼ねています。

好みの爪研ぎ(古い絨毯やラグなども含む)を置いて思う存分ガリガリさせれば、もっと早くカーテンから興味をなくしてくれるはずです。

3.物理的に登れなくする

木製のブラインドと花瓶

どうしてもカーテンに登らせたくない場合は、一時的に登れないカーテンにつけ変えるといいでしょう。

ブラインドや爪の引っかかりにくいツルツルした生地の遮光カーテンなどがおすすめです。

4.飽きるのを待つ

カーテン登りは成長すれば自然となくなります。目安はだいたい6か月齢。小柄な猫だと1歳半くらいまで続くことがあるようですが、普通は身体が重くなると物理的に登れなくなります。

子猫時代の思い出として、飽きるのを待つのも1つの選択肢。ただし事故があってはなりませんので、1.の対策と定期的な爪のお手入れが必須です。

まとめ

窓でブルーのカーテンを抱きしめる猫

多頭飼いでも、カーテン登りをする猫はそう多くありません。そういう猫は身体能力が高過ぎて体力を持て余しているのです。

まずは冒険心をよそに振り分け、そちらで発散してもらいましょう。

カーテンに傷を付けたくないときは、別のものに付け替えるのもおすすめです。

猫とインテリアが両立しない時期はあるものです。そこはすっきり諦めて、嵐の時期が収まるのを待ってみてはいかがでしょうか。

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