1.獲物を狙っている
猫は犬のように群れを作ることはなく、単独で狩りをして暮らします。
野生で生き残るためには、自分で獲物を捕まえなければいけません。
猫の「狩り」は待ち伏せ型。獲物を見つけたら、ゆっくりと忍び足で狙いを定め、一気に飛びかかります。
このように忍び足をして足音を消すことができるのは、プニプニとした肉球のおかげ。
肉球がクッションとなり、相手に自分の存在を知られずに狩りをすることができるのです。
2.警戒している
猫は元々警戒心の強い動物です。
いつ外敵に襲われるかわからない緊張状態にあったため、常に細心の注意を払い暮らしていたからです。
さらに、猫は聴覚が優れているため、大きな音に敏感。
音に驚き、「何が起きたんだろう」と恐怖を抱きながらも、恐る恐る忍び足で様子を確認することがあります。
3.興味を示している
猫の視力は、0.1~0.2程度と言われていて、それほど良い訳ではありません。
しかし、動くものを捉える「動体視力」は、人間よりはるかに優れています。
そのため、素早く動くネズミや虫、鳥などを捕まえることができるのです。
猫が動くものに興味を示すのは、本能によるもの。何かに興味をもったときには、忍び足で少しずつ近づき、様子を窺っているのです。
4.相手を刺激しないため
猫は仲が良くない猫に対して、必ず攻撃をする訳ではありません。適度な距離を保ち、相手の行動を干渉しないようにします。
しかし、どうしても近くを通過しなければいけない場合、できるだけ相手を刺激しないよう、忍び足をすることがあります。
無駄な争いは避けようとする猫らしい行動ですよね。
まとめ
いかがでしたか?
猫が近寄って来ても気づかずにシッポを踏んでしまった、なんて経験があるかもしれません。
猫はそれだけ足音を消して歩くのを得意としています。単独で暮らしていた猫が、野生で生きていくために備わった機能と言えます。
猫が忍び足をしているときは、いたって真剣。驚かしたりしないようにしましょうね。