1.キャリーバッグに慣れさせておく
いざ避難しようとしたときに、猫がキャリーバッグに入ってくれないことも考えられます。
病院に連れていくときにもキャリーバッグを使用しますよね。
そのような経験から、猫は「キャリーバッグ=嫌なことが起こる」と認識しているのです。
しかし、災害時にはキャリーバッグに入れて避難する必要があります。
また、ペットを受け入れ可能な避難所でも、ケージやキャリーバッグに入れておくのがルール。
猫は環境の変化でストレスを感じやすい動物です。
慣れない環境では、食事や排泄が出来なくなることも少なくありません。
ケージやキャリーバッグをリビングに置き、日頃から慣れさせることが大切です。
そして、中でご飯やオヤツを与えるのも有効。安心出来る場所だと認識してもらいましょう。
2.家具などの転倒防止対策をしておく
災害時に自宅にいた場合、倒れた家具や落下でケガをしてしまう可能性があります。
家具は突っ張り棒で固定し、倒れないように事前に対策を行いましょう。
また、本棚や食器棚などは扉が開き、中の物が落ちることも考えられます。
扉が開かないよう、扉に留め具を付けるなど、落下防止の対策も必要です。
3.猫用の避難グッズを準備しておく
災害時の避難グッズは様々な種類が売られていて、準備している方も多いでしょう。
しかし、猫が必要な避難グッズは人間用とは異なります。
事前に確認し、いざというときにすぐに持ち出せるよう、1つにまとめておきましょう。
- フード水
- 食器
- ペットシーツ猫砂
- あればポータブルトイレ
- 服用している薬
- ビニール袋
- タオル
- 首輪リード
4.マイクロチップを装着する
「マイクロチップ」とは、直径約2ミリ、長さ約12ミリのカプセル状の物で、首の後ろに注射のように埋め込みます。
そして、装着後に飼い主さんと猫の情報を登録します。
災害などで、万が一愛猫とはぐれてしまっても、登録されたデータから飼い主さんを特定できるため、戻って来る可能性が高くなるのです。
首輪に名札をつけ、猫の名前や飼い主さんの連絡先を記入する方法もありますが、文字が消えてしまったり、名札が取れてしまうこともあります。
しかしマイクロチップは、一度装着すると30年ほどは機能すると言われており、安心です。
5.ワクチンを接種しておく
しばらくの間、避難所で生活することも考えられます。
避難所では感染症や猫カゼなどが蔓延する可能性もあり、命にも関わります。
定期的にワクチンを接種しておけば、感染症を予防することが出来ます。
また、ノミ・ダニなどの寄生虫は人にも感染するケースもあるため、注意が必要です。
ノミ・ダニの駆除も行っておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
災害はいつ起こるか予測不能で、誰の身にも起こる可能性があります。
そのため、日頃の備えが命運を分けると言っても過言ではありません。
愛する猫の命を守るため、事前の準備をしっかりとしておきましょう。
また、災害が実際に起きたとき、愛猫と一緒にどのように行動するかをイメージしておくと、落ち着いて行動できるでしょう。
飼い主さんと猫のための防災対策です。日頃の備えにぜひ参考にしてみて下さい。