1.近づいても反応しない
猫が熟睡しているときは、飼い主さんが近づいても起きません。浅い眠りの場合は猫のセンサーが働いているので、そっと近づいてもすぐにパッと起きる、もしくは片目だけ開けて一応確認する、などの反応を見せるでしょう。熟睡中はスイッチオフになっており、たとえ近づいてくる何かがあっても反応しないのです。
とても無防備な時間でもあります。そして熟睡を頻繁に邪魔されてしまうと猫が睡眠不足になる可能性がありますので、そっとしておくのが一番です。ついつい寝顔がかわいくてちょっかいを出したくなってしまいますが、我慢してください。
2.脱力している
熟睡中は体の力が抜け、脱力している場合が多いです。寝相もだらんとした姿になっているでしょう。
一見「あれ?息してる?」と心配になることがあるかもしれませんが、お腹のあたりを見て動いていれば大丈夫。ちゃんと呼吸しています。
猫の寝相はさまざまです。まれに「え!こんな格好で!?」と驚かされることがあります。でもそれがその猫の個性でもありますし、きっと心地のよい体勢なのです。
ですから起こさないように、慌てず騒がずにいてください。そっと写真に収めるくらいは、大丈夫かもしれません。
3.目が動かない
猫の熟睡中は、目が動きません。浅い眠りのときは眼球がよく動く場合があります。でも深く眠っていると動かないため、わかりやすいでしょう。
余談ですが猫の目には白い膜があります。たまにこれが目を覆っていて猫の目が開いていると、かなりの衝撃的な顔に。白目をむいているような形相に驚く飼い主さんは多いでしょう。
普段はあんなにかわいい顔なのに、そのギャップに驚かされます。ですが睡眠中に白い膜が出ているからといって特に異常があるわけではありませんので、ご安心ください。もし猫が起きているときにもずっと膜が顔を出しているようでしたら、そのときには動物病院に連れて行ってあげましょう。
4.体のパーツが動かない
浅い眠りの場合、目やヒゲ、足などがピクピク動く場合があります。どうやら猫も夢を見るようなので、それに対応して寝言も聞こえるでしょう。寝ながらウニャウニャ言っている愛猫を目撃したことはありませんか?
どんな夢を見ているかはわかりませんが、そのようにどこか体のパーツが動いているときは、浅い眠りです。逆にいえば、動かないと深い眠りといえるでしょう。
愛猫がやけに静かにスースーしていたらきっと、熟睡中なので起こさないであげてください!
5.さわっても起きない
熟睡していると、さわっても起きません。きっとさわられていることにすら、気がついていないのでしょう。さわりたい放題な時間ではありますが、いつ起きてしまうかは誰にもわかりません。
前述したように熟睡を邪魔してしまうのはあまりよいことではありませんので、できればそっとふれるくらいで、起きてしまうくらいにガシガシさわるのは避けましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:もも♀ / 1歳 / 三毛猫 / 4kg
四六時中といってよいほどよく寝る生き物なので、正直いつ熟睡しているのだかよくわからないでしょう。14〜16時間ほどの睡眠時間の中で、熟睡タイムはわずか1時間ほどだといわれています。ただ飼い猫の場合はもう少し長いかも。猫にしたら貴重な熟睡の時間。ぐっすりと眠れるように、環境を整えてあげてください。