1.何があっても生涯を一緒に過ごす
猫の一生は私たち人間よりずっと短いです。とは言っても今は猫も20年生きることが想定されている時代ですよね。その20年間の中であなたに起きるであろうことも考えてみてください。
飼い主となるあなたにもこの先に転職・結婚・引っ越し・妊娠などといったことが起きるかも知れません。一人暮らしの場合は飼い主さんが病気や入院をすることもあるでしょう。
もし飼い主となったあなたが入院した場合に知人などが面倒を見ると言ってくれたとしても、20年間ずっとその状況が同じわけではありません。約束した方も同じように将来何があるか分からないため、面倒を見られなくなることもあります。
転職すれば金銭面の問題も生じるかも知れません。健康な猫だって病気になることはありますし、医療費がかさむこともあります。
実際に将来どうなるかは誰にも分かりませんが、そういった様々なアクシデントが発生したとしても一生愛猫の面倒を見るという覚悟は必要ですね。
2.猫の特性を知る
あなたのライフスタイルと猫の特性を照らし合わせてみてください。
猫も品種によって活発な子とのんびりした子がいます。長毛であるか短毛であるかによって、お手入れの頻度も変わってきます。
もちろんペットショップや譲渡会などで猫を見た時にピンと来る方もたくさんいらっしゃいますが、見た目「だけ」に囚われてしまうと飼ってから「こんなはずじゃなかった」と思うことが出てくる可能性もあります。
保護猫の場合は病気などのハンデを抱えた子もたくさんいます。あなたのライフスタイルから「猫にどこまで手をかけてあげられるか」を考えるのも大切になります。
そういった意味でも、猫の特性は飼う前に知っておいて損はないのではないかと思いますよ。
3.室内飼いを心掛ける
昔は猫に家の中と外を自由に行き来させている飼い主さんが多かったですが、今は猫の病気や事故などの可能性から「室内飼い」が推奨されています。
愛猫が脱走した先で事故に遭ってしまった…ということも現実には少なくありません。そのため室内飼いをするにも「脱走対策」は大切です。
子猫のうちは高いところには上がれないだろう…と思っていても、1ヵ月もすれば家の中で一番高い部分を踏破してしまうこともあります。今日できなかったことが明日にはできてしまう可能性も十分にあるんです。
どんなに万全の対策をしたと思っていても、思わぬところから脱走してしまうこともあります。
猫自身が窓を開けることも想定し、対策を行っても「これで万全」と思わず、愛猫の成長に合わせて何度でも見直すことも重要ですね。
まとめ
猫を飼うということは「守るべき命が増える」ということです。飼う前にしっかりとあなたの人生設計をしてみましょう。
もちろん猫はとても可愛いですが「可愛いから」だけでは済まないこともたくさんあります。
知人宅の猫を見て「自分も飼いたいなぁ」と思うこともあると思いますが、一時の感情だけで飼ってしまうと猫もあなたも不幸になってしまいます。
種は違っても猫も人間も同じ命です。安易に飼って安易に手放したりすることのないよう「飼ってみようかな」と思った時こそ一度立ち止まって深呼吸し、今の自分に飼えるかどうかを真剣に考えてください。
その上で飼ったとしても予期せぬことは多々ありますが、飼う前に真剣に自分や今の生活と向き合ったからこそ乗り越えられることもありますし、猫も飼い主も一緒にいることで、より幸せなることができるのです。