1.遊び

単なる遊びで飼い主さんに飛びかかることがあります。遊んでほしいのです。それが飼い主さんには恐ろしい攻撃に思えてしまうのでしょう。
原因は遊びが足りていないと考えられます。大抵の猫は遊び好きですし、特に若かったりオス猫だったりすると毎日のように遊ばないとエネルギーがあり余ってしまうのです。猫の関心を飼い主さんではなくおもちゃに向けるようにして、遊びたい欲求を満たしてあげてください。
5分程度でもよいので時間を作り、愛猫との遊びを楽しむのがベストです。普段は見られない脅威の身体能力を見られて、飼い主さんも楽しめるでしょう。
2.恐怖と飼い主さんが結びついてしまった

飼い主さんは何もしていないのに猫が怖い思いをしたときにそばにいたため、攻撃対象となってしまう場合があります。「そんな!」と思いますが、猫はそういうところがあるのです。
猫が興奮しているときや恐怖を感じているときはうかつに近づかないようにしましょう。飼い主さんがなだめても危険なだけ、ということもありますが、そっとしておけばそのうち落ち着きます。それまでは下手に働きかけをせず、見守りましょう。
3.攻撃して改善されたことがある

飼い主さんに攻撃したら嫌なことが解消された。このようなことがあった場合、「攻撃すれば解決する!」と覚えてしまい繰り返す可能性があります。
猫は人よりも繊細で怖がりです。人が「このくらい大丈夫」というような小さなことにも反応してしまいます。ですから人の感覚で接するのではなく、細心の注意を払ってあげましょう。
要は攻撃しなくても猫が安全を感じられるようにすればよいのです。なるべくストレスのない環境作りをしてあげてください。
4.撫でられたことによる

「撫でて〜!」と甘えてきたのに、突然「やめて!」と怒る場合があります。「そんな理不尽な」と思うかもしれませんがそういう生き物なので飼い主さんが折れるしかありません。
甘えてきたときは撫でられたくても、撫でられて満足すると「もう大丈夫」となるのです。そうなってきたときはイカ耳になったりしっぽを大きく振ったりして伝えています。それに気がつかずに撫で続けていると、突然攻撃されてしまうのです。
ですから、飼い主さんが猫の「もうやめて」サインに気がつく必要があります。見逃さないようにしてあげてください。
5.セロトニン不足

愛猫が飼い主さんを攻撃してくるのは、脳の機能に障害があるからかもしれません。「セロトニン」というホルモンが生まれつき分泌されにくかったりなんらかの理由で少なくなってしまったりすることがあるのです。
通常であればたとえ攻撃的になったとしても、セロトニンの働きでブレーキがかかります。ですが障害によって興奮が抑えられずに攻撃を続けてしまうのです。
愛猫が必要以上に攻撃的だと感じた場合は一度、動物病院を受診してみるとよいでしょう。適切な治療を行うことで、改善される可能性があります。
まとめ

かわいいはずの愛猫がやけに攻撃的でショックを受け、恐怖すら感じる飼い主さんがいます。でも必ず原因があるはず。それを解消すれば穏やかな愛猫になってくれるでしょう。
諦めずに対処し、幸せな暮らしを手にいれてください!!