1.退屈すぎる
遊び好きな猫や体力のある猫などは、退屈が高じて発狂してしまう可能性があります。できれば飼い主さんが遊び相手になって毎日遊んであげましょう。たまったエネルギーを発散させないと、突然暴れ出す「真空行動」を起こしがちです。
これが特別危険というわけではありませんが、「退屈」がストレスになるとさまざまな問題が起きるかもしれません。猫はストレスに弱い生き物なので、体調不良になったり問題行動を起こしたりする可能性があります。
なるべく退屈を感じないよう、室内環境を整えてあげてください。やはり一番は飼い主さんが一緒に遊んであげることでしょう。絆も深まりますのでオススメです。
2.身を守ろうとして
猫が危険を感じて自分の身を守ろうとしたとき、発狂したように攻撃的になることがあります。防衛本能が働くのでしょう。
見知らぬ人に抱っこされそうになったときや子供にしっぽをつかまれたときなどは注意が必要。普段は穏やかな猫でも、自分の身が危ないと思えば守ろうとして思いがけない行動にでることが。安心してすごせるようにしてあげましょう。
3.怖い思いをした
猫が発狂するときは恐怖が関係している場合が多いです。脳内にある扁桃体という部分が強く反応し、セロトニンが足りなくなってパニック状態になります。猫はちょっとしたことでも恐怖を感じやすいので、気をつけてあげましょう。
大きな音や突然動くものなどを極力なくすようにしてあげてください。もし発狂状態になってしまったときはその場からそっと離れましょう。下手に近づくと飼い主さんが悪いと思いこみ、攻撃されてしまうかもしれません。
もし猫の体に何かが絡まるなど危険な場合には、毛布などを頭から被せてください。落ち着いてくれる可能性があります。その上で絡まったものを取り除いてあげましょう。
4.興奮したとき
ものすごく興奮したときも発狂したようになります。たとえば強すぎる刺激を受けた場合。いつも覗いている窓の外に、野良猫を見たらどうでしょう?
大抵の猫は興奮するはずです。猫によってはパニックになりすぎて、発狂状態になってしまうかもしれません。もしたびたび野良猫が姿を見せるようなら、愛猫には悪いですがその窓は封鎖した方がよいでしょう。
もしくは思い切ってその野良猫を保護し、家の猫にするのもアリです。愛猫と会わせるのは慎重に行なった方がよいですが、案外仲良しになってくれるかもしれません。
5.激怒症候群
犬で確認されている「激怒症候群」でしたが、近年は猫でも発症が確認されたようです。原因はてんかんではないか、とされています。
ある日突然、激しい攻撃行動がはじまるのです。それまで穏やかな性格の猫だったとしても、関係がありません。
特徴としては、攻撃するきっかけに一貫性がないこと。そして威嚇なしに突然飛びかかってきます。浅い眠りのときに起きやすいとも。
もし心当たりがあるなら、かかりつけ医に相談しましょう。
まとめ
愛猫が発狂とは、穏やかではありません。本当の意味で発狂してしまうことは稀ですが、まるで発狂したかのように手がつけられなくなる可能性はゼロではないでしょう。いざというときの対策を知っておけば、落ち着いて対処できるはずです。
その前に猫が発狂しないよう、予防していきましょう。