1.嫌なこと(怖いこと)をしない
猫には言葉が通じませんし、人間のとる行動の意味の大半が理解できません。
それゆえおそらく猫は人間のことを「騒々しくて巨大な上、(猫の)作法が分からない礼儀知らず」と思っています。
そういう猫が自分から寄って行くのは「嫌なことをしない人」。いきなり近づいて撫でたり抱いたり、隠れているのにのぞき込んだりすることは、猫からすれば威嚇とも敵対行為とも思える行動なのです。
2.動作が静か
よく猫は子供や男性・犬好きな人を敬遠し、女性や年配の方に寄って行くといわれます。
実際には個体ごとに性格や経験の差があって、必ずしもそうとはいえないのですが、話し声が優しく足音が静かで身振りが大げさでない人たちはやはり猫に好かれます。
3.むやみに見ない
実は人間の目は、動物の中でもとても特殊な進化を遂げました。自然界では珍しく白目の割合がとても多いため、見つめると相手がすぐに分かってしまうのです。
しかし動物界の一般常識では「見つめる」は「狙っている」と同義語です。
そのため一心に見つめられると猫は気持ちが落ち着きません。猫にとっての好意的なまなざしとは、つぶっているか見えないくらいに細めた目です。
そのため、猫に対して上手に視線を外せる人を、猫は好ましいと感じるのです。
4.じっとしている
猫はじっと座っている人が大好きです。猫に好意を持たれたかったらじっと座って、たまに優しく名前を呼ぶかニッコリ微笑みかけるだけでいいのです。
そういうさりげない態度から、猫は敵意のなさを感じ取ります。
無視するわけでもなく構うでもなく静かに同じ時間を過ごせる人とは、仮にそれが初めての相手でも、猫は一緒の時間を過ごしたくなるようです。
まとめ
猫にしてみれば抱っこを強要する人は嫌な人だし、足音高く階段を登って来る人は恐ろしい存在です。
それに人間は猫の5倍から10倍以上も大きいのですから、そもそも存在そのものが脅威なのです。
それくらい大きな相手に甘えたくなるとしたら、やはり嫌なことをしない人。物静かな穏やかな人ということになるのではないでしょうか。