1.狩りをしない
飼い猫はあまり狩りをしませんが、飼い主さんは全く狩りをしないのでそこを「なぜ?」と思っているかもしれません。母性にあふれる猫の場合、見るにみかねて代わりにつかまえ、狩りの仕方を教えてくれたりプレゼントしてくれたりします。きっと狩らない飼い主さんを心配してくれているのでしょう。
「毎日ご飯は食べているようだけど、どうやって捕まえているの?」と不思議に思っている可能性もありそうです。獲物を食べなくて大丈夫なのか、と理解に苦しんでいることでしょう。
2.目を合わせてコミュニケーションする
猫界では相手と目を合わせるのは「喧嘩を売っている」という意味があり、大変危険です。ある程度信頼があれば多少目があっても大丈夫なのですが、初対面など全く信頼のない状態では、バチバチと火花が散ってしまうでしょう。
ですが人の場合は逆です。親しい相手だからこそ目をバッチリ合わせてコミュニケーションをしますし、たとえ初対面でもアイコンタクトで通じ合えることもあるでしょう。そこに猫は疑問を感じるのではないでしょうか?
猫とあまり視線を合わせてはいけないことを知らないと、じ〜っと見つめてしまい警戒されたり威嚇されたりします。「あいつ、やる気にゃん?」と誤解されてしまいますので、十分注意しなければいけません。
3.群れる
猫は基本的に単独行動を好みます。子育て中の猫に関しては血縁関係のある猫と集団で暮らす場合もあるようですが、一般的には単独で生活する方が多いでしょう。
でも人は違います。群れて行動することも多いでしょう。そんな姿に「?」と思っているかもしれません。家に来客がくることもあり、猫にしたら考えられない行動なはずです。
「自分だったら、追い返してるにゃ!」とナワバリを死守しようとする猫の主張が聞こえてきそう。誰がきても荒々しく追い返すこともなく、平然としている飼い主さんが猫の目には不思議に写っていそうです。
4.お風呂に入る
お風呂に入るのは、猫にとっては非常に不可解なのではないでしょうか?ご存知のように猫は水に濡れるのが嫌いです。愛猫をお風呂に入れるのにいつも一苦労している飼い主さんは多いでしょう。
猫にとったら水に濡れるのは命に関わるほどの重大事項なのです。そのため、飼い主さんが自ら進んでお風呂へ体を濡らしに行っているのは、不思議でたまらないでしょう。中には心配のために付いてきて、監視する猫さえいます。
きっと「なぜ危険な場所にわざわざ入るにゃ?」と理解に苦しんでいるのに違いありません。
5.毛づくろいをしない
猫はヒマさえあれば毛づくろいをします。それにはいくつかの理由があるからなのですが、必要があって行っていることです。ですが飼い主さんは全くといってよいほど、体を舐めることはありません。
もしかしたら一部だけに被毛のある、全体的にツルツルな猫だと思っているかも。ときには「飼い主はなぜ毛づくろいしないにゃ?」と不思議に感じた猫が代わりに舐めてくれることもあります。でもツルツルなので、きっと違和感を覚えているでしょう。
まとめ
猫と人間は似ているところもあれば、全く異なる部分もあります。違う種族の生き物ですから、相違があって当たり前です。致し方のないことですが、愛猫にもし「なんでにゃん?変だにゃ」と思われていたら、ちょっと切ない気もします。