1.「行かないで!」
何と言っても「行かないで!」と飼い主さんを引き留めている場合がほとんどでしょう。
猫は飼い主さんの外出前の行動をよく観察しています。
そして「これをしたら外出してしまう」と学習しているのです。
そのため、飼い主さんが慌ただしく支度をしていると敏感に感じ取り、「行かないで!」と甘えてくるのです。
2.「お母さん、どこ行くの?」
子猫は母猫について回り、ベッタリと甘えます。
そして家の中で暮らすようになった猫は、飼い主さんのことを母猫のように慕い、いてまでも子猫気分が抜けません。
また、避妊・去勢手術をした猫は、繁殖行動の必要がなくなるため、甘えん坊になることが多いようです。
支度をしている飼い主さんに対して、「お母さん、どこ行くの?」という気持ちなのでしょうね。
3.「不安…」
子猫の頃から一人っ子で、飼い主さんにたっぷり甘えて育った猫は、飼い主さんが外出しようとすると極度の不安に陥ります。
一人ぼっちになることに強い不安を感じ、足元にスリスリしたり、飼い主さんを追いかけ、甘えるのです。
エスカレートすると、破壊行為やトイレの粗相、自傷行為などに発展することがあり、注意が必要です。
4.「遊んでほしい!」
飼い主さんが活動的に動いている姿を見て、猫も気持ちが高揚するのでしょう。
自分も遊びたい気分になることがあります。
中にはオモチャをくわえて、飼い主さんの前に置き、アピールする猫もいますよね。
飼い主さんが支度で忙しいとは思わずに、楽しく遊んでいると思っているのかもしれませんね。
5.対処法
1.少しだけ遊んであげる
猫は少し遊ぶだけでも満足することが多いため、短時間でもオモチャで遊んであげると良いでしょう。
2.あえて無視する
毎日ベッタリ甘えてくる場合は、心を鬼にして無視するのも1つの方法です。
甘えてきたからといって、その度に構ってしまうと、「甘えれば構ってくれる」と猫は学習します。
エスカレートする前に時には無視することも大切です。
3.帰宅後に甘えさせてあげる
猫も飼い主さんに全く甘えられないとストレスが溜まってしまいます。
せめて帰宅後は甘えられるよう、時間を作ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
外出前に愛猫が甘えてくれるのは、嬉しい反面、慌ただしくなかなか構ってあげられないですよね。
しかし、猫も甘えたいのに甘えられないとストレスとなり、問題行動に発展してしまう可能性もあります。
猫の気持ちを理解し、時間の許す限りスキンシップをとってあげて下さいね。