1.爪のお手入れ
狩りをして暮らしてきた猫にとって、爪は自分の身を守るため、獲物を捕まえるために大切な部位です。
猫が一生懸命爪研ぎをするのは、古い爪を剥がし、鋭い爪を維持するためです。
口の中に手を入れて引っ張るような仕草をしているときは、大切な武器である爪のお手入れをしているのです。
2.痒い
猫が手を口に入れている場合、皮膚炎やアレルギー反応などで痒みを感じているのかもしれません。
ノミやダニが寄生することによる皮膚炎や、食べ物のアレルギーなどが考えられます。
口に手を入れ、痒がる仕草をしていたら、悪化する前に早めに病院で検査を受けましょう。
3.口内の異常
手を口の中に入れて気にしている場合、口内炎や歯周病などを発症している可能性があります。
痛みを伴うため、食欲の低下、よだれが出るなどの症状も見られます。悪化すると食事を摂ることができなくなり、免疫力がさらに低下してしまいます。
治療が必要になるため、早めに病院で診てもらいましょう。
4.ストレス
人間もイライラしたとき、気持ちを落ち着かせるために、爪を噛んだり貧乏ゆすりをすることがありますよね。
それと同じように、猫もストレスを抱えたとき、口に手を入れ、爪や肉球を噛むことがあるようです。
エスカレートすると、傷ができるほど噛み続ける場合もあります。
猫は環境の変化や、騒音などでストレスを感じやすい動物です。ストレスを感じているようであれば、原因を探り取り除いてあげることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
猫が毛繕いする姿は見慣れた光景であり、じっと観察しないかもしれません。
しかし、その仕草はただ毛繕いをしているだけではありません。
手を口に入れて普段とは違う仕草が見られた場合は、病気を発症している可能性もあります。
愛猫の体や仕草を、日頃からよくチェックしてあげたいですね。