1.飼い主への「お願い」
愛猫が飼い主さんへお願いしたいことは日常の中でも色々ありますよね。たとえば「トイレを綺麗にして欲しい」「お腹が空いたからご飯が欲しい」などが挙げられます。
そういった飼い主さんへの何かしらの「要求」がある時に、猫は上目遣いでこちらを見てくることが多いようです。ご飯もトイレの掃除も猫が生きるためにとても大切なことなので、飼い主さんに気付いてもらいたくて訴えているというわけですね。
飼い主さんが気付かないうちにトイレを済ませていることもありますので、愛猫が上目遣いをしてきた時にはご飯の時間にきちんと食べさせてあげたか、家の中で汚れているトイレはないかなどのチェックが必要になってくるでしょう。
2.甘えたい、構って欲しい
ご飯もあげたしトイレも汚れていないのに愛猫が上目遣いをしてくる…という時には、飼い主さんに構って欲しいと思っていたり、甘えたい気分になっていることもあるかもしれません。
思い切り甘えさせてあげたり遊んであげたりした後に満足げに去って行くようなら、愛猫の上目遣いはこの「構って欲しい」に該当していたということになりますね。
トイレの掃除などの要求と違うところは「鳴き声」です。生活に必要な「訴え」の場合は大きく強く鳴きますが、甘えたかったり構って欲しい時には甘えた高めの声で鳴くことが多いようです。
ぜひ愛猫の訴える「声」にも耳を傾けてあげてくださいね。
3.敵意がないことを伝えている
迎えたばかりの猫なども飼い主さんに上目遣いをしてくることがあります。まだちょっと警戒中な愛猫が飼い主さんに対して「敵意はないよ」と伝えるためにこういった行動をすることがあるんです。
ただし飼い主さんにしっかりと信頼を寄せた後の上目遣いとは違い、敵意がないことを伝えている時は飼い主さんの背後から上目遣いをしてくることが多いようです。
これは実は一部の野良猫にも見られる行動ですが、この時にしっかりと目を合わせてしまうと「人間側に敵意がある」と受け取られかねませんので、野良猫などがこういった行動をしてきた場合はこちらにも敵意がないことを伝えるためにできるだけ目を合わせないようにしてあげるのが良いでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ゆず♀ / 5歳 / キジトラ / 3.4kg
猫がよく見せる「上目遣い」という行動ですが、その時の状況によって愛猫が飼い主さんに訴えたいことの内容は全く違うものになります。
猫は人間と直接会話をすることが出来ない代わりに鳴き声や仕草、視線などの体を使った行動で飼い主さんに「して欲しいこと」を伝えてきます。
もちろん猫が生きるために必要なこともありますので、飼い主さんは愛猫からの訴えを汲み取ってあげる必要があります。
長年一緒に暮らしていれば見ただけで察することもできるようになりますが、迎えたばかりの頃は手探り状態ですよね。でも愛猫が何を訴えたいのかを飼い主さんが真剣に考えてあげることも信頼関係に繋がってくると思いますよ。