1.猫の厄年
人と同じように猫にも厄年があるようです。年齢による病気や老化の症状が出やすい時期として考えられました。
猫の厄年は「12歳、14歳、17歳」です。人の歳でいうと「64歳、72歳、84歳」。もし愛猫の年齢が該当するなら、注意した方がよいでしょう。
猫の平均寿命は15歳程度ですから、17歳を迎えたら盛大にお祝いしなければいけませんね。
またもっと低い年齢からの厄年もあります。「4歳、7歳、9歳、13歳、15歳」です。この歳は節目となり、体や行動に変化が起きやすいとか。
見た目にそれほど変わりはなくても、猫の体は年齢とともに確実に衰えていきます。その変化にいち早く気がついていけるとベストでしょう。
2.病気に注意!
厄年は体や精神に変化が起きやすく、疲れも出てくるといわれています。病気にかかりやすくなるといってもよいでしょう。そのため、いつも以上に愛猫の健康に注意してあげてください。
定期的な健診を受けたり日頃から体重測定を行ったり、できることはたくさんあります。ちょっとした変化にも気づけるよう、毎日の観察は怠らないようにしましょう。
排泄の様子も健康状態を知るよいバロメーターとなります。いつもと比べて回数はどうか、量やニオイに異常はないかなどをチェックしてあげましょう。
食欲も目安となります。いつもより食べる量が少ない、もしくは多い場合は何か異常があるかもしれません。体の状態をチェックし、おかしいと思ったら早めに動物病院を受診してください。
3.厄払いをする
人と同じように厄年に厄払いできる神社があります。もし気になるようならしておくと安心できるでしょう。ペット用のお守りがある神社もあります。
調べてみると近所で、厄払いしてくれるところがあるかもしれません。予約が必要な場合もありますので、事前に確認してから出向くとスムーズでしょう。
飼い主さんが安心して愛猫の厄年を迎えられれば、悪いことも逃げていくかもしれません。その安心感が猫にも伝わり、リラックスしてすごせそうです。
もし愛猫とともに神社へ厄払いに出向く場合はルールやマナーを守りましょう。外出が苦手な猫です。見知らぬ場所におどろいてパニックになり逃げ出さないよう、必ずハーネスをつけ、キャリーケースに入れていきましょう。
4.年齢による過ごし方
厄年のときの年齢により、過ごし方が異なります。愛猫の歳にあった過ごし方をさせてあげてください。
年齢が高くなればなるほど体力が衰えてきます。病気にかかる可能性も増えていくでしょう。また高いところに登れない、固いドライフードが食べれないなども起きてきます。
ただ老化に関しては個体差が大きく、10歳を超えていても変わらず活発で元気な猫もいるのです。とはいえやはり、健康管理には十分注意してあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:チロ♂ / 17歳 / シンガプーラ / 4.6kg
愛猫が厄年に当たっていたら、節目と思っておくと何か起きても慌てないで済みます。それまでとは少し違う様子が見られたら、確実に年齢を重ねていると認識してあげてください。厄年を愛猫の健康についてより考える年にするとよいのではないでしょうか?