猫が怖がる時
猫は元々警戒心の強い生き物です。そのため人間側からすると大したことのないことでも、猫にとっては恐怖の対象となることがあり、その際は当然怖がっているサインを出します。
サインを出した時にすぐに飼い主側が気づき、原因を取り除いてあげると猫は落ち着きを取り戻します。
しかしいつまでも気づかずに放置してしまうと、知らずにストレスが溜まってしまい思わぬ体調不良を引き起こす引き金となる可能性があります。
愛猫のためにもサインは読み取れるようにしておきましょう。
1.体勢を小さくする
目の前に自分に危害を加えそうなものがあり、その対象から防御しようと体を縮ませて、かつ引いた姿勢で相手に自分を小さく見せようとする行動をとります。
いわゆる「参った。降参」のサインでもありますので、飼い主はすぐに対象と距離をとらせるなり隠すなり行動をとりましょう。
体を小さくして相手に見つからないよう、やり過ごそうという気持ちからこのような体勢をとっていますので当然ストレスがかかっています。
耳も伏せがちになり、すぐにでもこの場から離れたい気持ちでいっぱいです。飼い主の方も愛猫が落ち着けるようにケアをしてあげましょう。
2.目を逸らす
愛猫がいたずらをした時に飼い主が怒ると、よくこの場面が見られます。
愛猫が飼い主の目を逸らすように視線を動かすので気まずそうな雰囲気を出します。そこが可愛いと感じる飼い主や「反省していない!」と感じる飼い主など様々ですが、実際は恐怖の気持ちでいっぱいです。
猫は怒られても、何が原因で怒られているのかまでは理解できません。成猫でも知能としては人間の3歳位です。
しかし飼い主が怒っていることは分かりますので、ただただ怖いのです。猫を怒ってしまうよりも、いたずらが起きないような家づくりをすることに力を入れましょう。
3.虚勢を張る
恐怖の対象が自分に向かってくると思うと、猫の性格によっては相手を威嚇しようとする子もいます。
前のめりや大きな動きを見せて、自分を必要以上に大きく見せようとするのです。
その際猫の性格によっては「シャー!!!」と鳴き声をあげて、いつもと違う姿を見せる子もいます。怖いように思いますが、それ以上に猫自身が怖く思っています。
内心は「これでびっくりしてどこかに行ってくれ」と思っていますので、恐怖の対象をすぐに見つけて対処しましょう。
まとめ
猫の性格によって、恐怖に駆られた時に防御しようとする子と、威嚇しようとする子に分かれます。
しかしどちらも怖がっていることには間違いありませんので、対象を離れさせると同時に、その後のケアもしてあげましょう。