推奨されている換気方法
飲食店など不特定多数の人の集まる場所の場合
窓が複数ある場合は、1.30分に1度、2.対角線上の窓を全開にして、3.数分~5分。
窓が1か所しかない場合は、1.常に窓を開け、2.換気扇またはサーキュレーターで外に向かう空気の流れを作るようにといわれています。
一般家庭の場合
1.1日数回
2.対角線上の窓を開ける(もしくは1か所窓を開け、換気扇または扇風機を利用する)
3.数分から5分
同じような方法ですが、人の入れ替わりが少ない一般家庭では少ない回数で十分な換気ができるようです。
人にも猫にも安心な「24時間換気システム」
ただ、もしお家に24時間換気システムがあれば積極的に利用しましょう。スイッチオンで1時間につき室内の空気の約半分を自動的に入れ替えてくれます。
こちらなら普通に生活(外出や外に洗濯物を干しに出るなど)していれば、特別なことをする必要はないといわれています。
※ただし来客時などは積極的な窓開け換気が必要です。
換気中の注意点
1.温度・湿度を一定の範囲に保つこと
コロナやインフルエンザウイルスに一定の効果があるのは、「室温18℃以上」「湿度40%以上」だといわれています。
猫の好む環境が室温20~28℃湿度が50~60%ですので、それを目安にしてもいいかもしれません。
2.換気中も冷暖房機は止めないこと
換気が十分できても、身体が急激な温度変化についていけなければ換気の習慣が続きません。
換気中は暖房機、冷房機は止めないように。そして窓を開けて寒くなった暑くなったと感じたら、5分経っていなくても窓を閉めて大丈夫です。
3.開ける窓を決め、そこを徹底的に猫ガードをする
窓を開けるタイミングが増えると、猫の脱走のチャンスも増えてしまいます。換気用の窓を決め、そこを徹底的にガードしましょう。
網戸を信用するのは間違いです。体重が4~5㎏もあれば猫は網戸を開けますし、網に穴を開けてそこから出ていくかもしれません。
突っ張りゲートは定期点検を。またその気になれば1m程度のゲートならあっさり飛び越えて出ていくことも覚えておきましょう。
おすすめは窓を網でおおうことです。猫は顔さえ通れば隙間をすり抜けますので、猫専用の脱走防止柵を設置するか、升目状の格子を取り付ければ間違いありません。
まとめ
換気はいいことだらけです。ウイルスのほかにカビやハウスダスト、シックハウスなどのアレルギー症状も予防してくれますし、新鮮な空気を入れれば頭すっきり!
さらに、二酸化炭素増加による眠気や頭痛も防いでくれます。それに窓を開ければ、外のにおいに猫も喜んでくれるはず。
換気と脱走防止は、対策さえ立てれば両立します。ぜひ積極的にお部屋の換気をしていきましょう。