悪いタイミングその1:興奮しているとき
1.怒っているとき
窓の横に外猫がいたときや、喧嘩がエキサイトし過ぎたときなど、猫は本気で怒ります。そこでうっかり手を出すと、怒りの矛先がこちらに向かって怪我をしてしまうことも。
落ち着かせようと撫でるより、猫が落ち着きを取り戻すまで見守る方がいいケースです。
2.不安を感じているとき
お客様が来たときなど、怖がりな猫はどこかへ隠れてしまいます。この時のぞきに行っても「何しに来たの?」と不審がられるだけ。
来客時に猫がどこかに隠れてしまったら、そっとしておくのが1番です。その代わり、隠れ家を安心・快適な状態にして、少しでも早く落ち着けるようにしてあげましょう。
悪いタイミングその2:何かをしている真っ最中!
3.遊んでいるとき
猫は遊んでいる最中、1回でも多くおもちゃを投げて欲しいと思っています。またうっかり手を差し出せば、手で遊ぶのだと勘違いして噛んだり蹴ったりしがちです。
特に遊びに熱が入ってきたなと感じたときには絶対手を出さないこと。遊びの最中は遊びに集中させましょう。
4.食事中
食事中に撫でると、食事を止めてしまう猫がいます。あまり物事を気にしない大物猫でも、内心煩わしく思っているはず。
つい撫でたくなってしまうのですが、食事とマッサージは相性が悪いともいわれます。撫でるなら食べ終わって顔も洗い、落ち着いてからが狙いめです。
5.トイレの最中
生き物にとって、トイレはとても無防備な時間です。下手に撫でてトイレを我慢するようになれば、そちらの方が一大事。
特に介助が必要な猫でなければ、トイレは見ぬ振りをするのが1番です。
6.毛づくろい中
毛づくろいも猫にとって大切な仕事のひとつです。途中で撫でるとやり直し気分になって、毛づくろいを止めたり場所を変えたりするかもしれません。
トイレ同様、終わるのを待ってから撫でた方が猫は嬉しいと思うでしょう。
7.寝ているとき
寝ているときに撫でると、猫はだいたい驚いて目を覚まします。起こされて不満の声をあげることもありますが、またそのまま寝始めることが多いようです。
ただ深い睡眠が少ないといわれている猫のこと。寝ているときのナデナデは(特に高齢猫の場合は)自粛した方がいいかもしれません。
まとめ
猫が撫でて欲しくないタイミング。それは喧嘩やトイレや食事など、猫の行動に水を差す状況においてでした。しかしここに挙げた7つのタイミングは、人間でもあまり嬉しくない状況ですね。
飼い主としては可愛さのあまりつい手が出てしまうのですが、考え方を少し改めた方がいいようです。