猫が飼い主の『足の間』に隠れる理由4つ

猫が飼い主の『足の間』に隠れる理由4つ

猫たちはよく飼い主さんの「足の間」にはさまって、至極満足そうな顔をしています。隠れているつもりのか何なのか、とにかく足の間は猫に大人気!何がそんなにそそられるのか、その理由を探ってみました。

1.安心感を得る

草むらの親子

もしかすると1番の理由は、足の間は母猫のお腹に添い寝をしたときの感覚に似ているからかもしれません。

両脚に囲まれた空間はふわふわの毛こそありませんが、何かあったらお母さん(=飼い主さん)が守ってくれますし、高い確率で舐めて(=なでて)甘やかしてもらえます。

大きさ的にも、乳幼児期の子猫と母猫との比率に似ていますので、子猫気分になれる安心の場所が足の間なのかもしれません。

2.暖を取る

足の間で寝る茶トラ白

足の間は暖かい、というのも大きな理由のひとつでしょう。猫の平均体温は約38℃。人はおよそ37℃で少し低めですが、それでも十分な温度です。

しかも太ももやふくらはぎが壁になって、少なくとも3方からの冷気をさえぎりますから、こんな優秀な暖房機はないのかもしれません。

3.ベッド代わり

足の間で丸まって寝る茶トラ白

さらに高い壁(太ももとふくらはぎ)に囲まれているということは、猫の好きな穴ぐら気分も味わえます。

野生状態では猫も敵から襲われる身ですから、壁に囲まれた安全地帯は寝場所の第1候補です。寄りかかったりアゴを乗せたり、色々な寝方ができるのもお気に入りの理由かもしれませんね。

4.隠れんぼ気分

朱の毛布を被るキジトラ

足の間に猫がはまっているとき、上から毛布やタオルを掛けると猫はもっと喜びませんか?

我が家の猫は、ロングのフレアスカートの中で丸くなるのが大好きでした。どうやらきょうだいたちの目を避けて、私とふたりで遊びたいようなのです。そして散々モグラ叩きごっこで遊んだ後は、必ずそこで寝てました。

覆いがあると隠れんぼ気分がより盛り上がります。暖かさも増しますし、飼い主さんの匂いも強くなります。リラクゼーションの場としても優秀なのかもしれませんね。

まとめ

仰向けの猫の足と人の足

猫が足の間を好む理由を挙げれば、「暖かい」とか「寝やすい」だとか、色々あるかもしれません。

しかし根底には「この人のこの場所なら身体を預けて眠れるんだよ」という全幅の信頼があるのは間違いありません。そして同時にそれは「大好き」の意味。

もし猫がずかずか足の間にやってきたら、あるいは「入れて」と前肢でちょいちょいされたなら、ぜひ甘えさせてあげましょう。

ただし長時間のその姿勢は結構辛いもの。腰痛にだけは十分注意してくださいね。

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