1.人見知りしない
社交スキルの高い猫は人間に対してもとてもフレンドリーです。初めて見る人間に対しても怖がることが少ないでしょう。
お迎えしたばかりの愛猫が初めて見る飼い主にもすぐに甘えてくれる場合はフレンドリーな性格である可能性が高いです。
初対面の飼い主に対して、警戒心よりも好奇心のほうが勝っているのだと思います。
子猫の社会化期と言われる生後9週間までにより多くの人間と接することで、人間に対しての警戒心が薄れるのではないかという説もあります。
ただし、その条件に当てはまるすべての猫がフレンドリーに育つわけではありません。
2.他の動物とも積極的に接する
社交スキルの高い猫は迎えられた家にいる先住猫や新しく迎えられた新入り猫、同居の犬などにも興味津々なことが多いです。自分から「よろしくね!」と挨拶に行く場合も。
双方がフレンドリーな性格であればすぐに仲良くなる可能性もありますが、一方があまりフレンドリーでない場合はケンカになってしまわないよう、対面のさせ方にも注意が必要ですね。
我が家の愛猫たちの場合は先住猫がフレンドリー、次に迎えた猫はそうでなかったのですが、先住猫があまりに世話を焼くので「信用できる子だ」と認められて仲良くなれました。
今も先住猫のフレンドリーさに助けられていることが多いです。
3.来客があっても逃げない
来客があると隠れてしまう猫が多い中、社交スキルが高い猫は自らお客様のところへご挨拶しに行くこともあるようです。
多くの猫がチャイムが鳴った途端に隠れると思いますが、社交スキルの高さはここでも発揮されるようです。
我が家の社交スキルがやたら高い愛猫も、初めて見る来客にもスリスリしに行き困らせてしまうことがありました。
毎回挨拶に行きたがるので、お客様が猫好きかそうでないかを確認しなければなりません(笑)。
こういう猫は、玄関のドアを開けた瞬間お客様に駆け寄ったりすることもあると思いますので、勢いあまって外に飛び出してしまわないよう注意と対策をする必要がありますね。
4.人馴れしてもらうには?
生後3週~9週は、子猫が他の人間や動物とのコミュニケーションを学ぶ時期、いわゆる「社会化期」です。この時期に他の猫や動物と接点を持つと、コミュニケーション能力を身に着けられます。
ただし、他の人間や動物との触れ合いで乱暴に扱われるなど怖い思いをしてしまうとトラウマになり、社交的に育たなくなってしまいます。
猫が気持ちよくなる撫で方や抱っこの仕方、おもちゃでの楽しい遊び方を愛猫と一緒に考えることで飼い主さんも接し方を勉強して行くといいでしょう。
ですが、どれだけ社会化期に子猫と適切な接し方をしたとしても、その猫自身が生まれ持った性格や資質により社交的には育たない場合もあります。
「猫の15%は社会化が上手く行かない」という論文も1996年に発表されています。
まとめ
社交スキルの高い猫はたくさん存在しますが、どの猫も「生まれ持った性格や資質」や「社会化期にたくさんの人や動物に接する」といった条件が重なることでフレンドリーに育ったんですね。
特に性格に関しては母猫ではなく父猫の遺伝子が関わるそうです。父猫も飼い猫であれば性格がわかりますが、保護猫は父猫がわからない場合がほとんどなのでどんな性格に育つのかもわかりません。
ですが、社交スキルが高くてもそうでなくても飼い主さんのことは大好きな猫に育ってくれるはずです。
愛猫の性格がどういったものであれ、迎えた以上はしっかりと愛情を注いであげることが大切ですね。