猫の手の仕草
猫の手は肉球がついていて、ふわふわの毛に包まれていてとても愛らしい部位とされています。
猫はそんな手を器用に動かして、多くの仕草を見せてくれます。
しかし人間の手と作りは違いますので、その手を使って見せてくれる「仕草」が、本来どのような意味なのかを知らないと、飼い主にとっても分からない事が多いでしょう。
ここではそんな悩みを解消するために、猫の手の仕草が持つ意味を一部紹介していきます。興味のある方は、ぜひチェックしてみて下さい。
1.飼い主の手を押さえる
飼い主の手を愛猫の手が押さえるときがあります。
これは状況によって意味が分かれるのですが、一つは「撫でて欲しい」という気分の時に見られます。
甘えたい時や、まだ構って欲しいという時に、プニプニした肉球を押さえつけてアピールします。
もしくは、抱っこが嫌な時や時間が長い時にも強く手を押し付けてくれる事があります。これはもう嫌だから止めてくださいという合図です。
それを無視して続けてしまうと、威嚇されたり猫パンチが飛んできたりする可能性が高まってしまいますのですぐに止めるように心がけましょう。
また飼い主の手が獲物に見えてしまって、タッチして捕まえた気分になる時もあります。
飼い主の手を床をズルように動かすと、猫にとっては獲物のように見えてしまうのです。何度も繰り返すと飼い主の手をおもちゃと勘違いしてしまいますので、注意しましょう。
2.手で顔を隠す
猫が眠る時に、手で顔を隠しながら寝ているときがあります。
よく「ごめん寝」や「すまん寝」とも言われているように、なんだか土下座して謝っているかのような寝方のことです。これはもちろん猫にとっては謝罪の意味は全くありません。
この仕草の本来の意味としては、周囲が眩しくて、手で目元を隠して寝ているだけなのです。
筆者の愛猫は猫の部屋にドーム型のベッドを置いているのですが、人と一緒に居たくてわざわざリビングの電気がついている眩しい中で寝ようとして「ごめん寝」の姿がよく見られます。
嬉しい事ではありますが、愛猫にとっては眩しいので、リビングにもドーム型のベッドを置いてみたりなど、工夫をしても良いかもしれません。
3.好きだから
飼い主の顔をちょいちょいと前足を使って触ってくることはありませんか。
これは愛猫からの愛情表現になります。好きだからこそ触れ合うことで、愛情を示しているのです。よく抱っこをした時に口元を触ってくる姿が多いかもしれません。
または朝早くに飼い主の顔を触って起こそうとする子もいます。それも飼い主にとっては大変ではあるのですが、愛猫から信頼されている証しでもあるのです。
まとめ
猫の「手の仕草」にも、猫なりの様々な意味が込められています。
状況に応じてどのようなことを言いたいのか、日々考えながら観察してみましょう。