猫にとって大切なもの
猫は、一生懸命にお世話してくれる飼い主のことが基本的に大好きです。
しかし、猫にも野生の本能があり、時には飼い主よりも優先順位の高い事があるのです。
飼い主は自身よりも優先度の高いことがあると知っても、決して悲しまないでください。猫の本能に関わることですので、ほとんどの猫が同じく、飼い主よりも優先してしまう事なのです。
決して愛猫や自分を責めたりせずに、「こういうもの」という認識をして、お互いに配慮しながら暮らしていきましょう。
1.ご飯
猫にとって、「ご飯」の時間は大切なことです。この時間のために毎日生きている、といっても過言ではありません。
そのため、飼い主に何かショックな出来事があったとしても、いつもの時間通りに猫はご飯の時間に催促します。
飼い主にとっては「こんな時に!」と思ってしまうときもあると思いますが、どうか責めないであげて下さい。
ご飯の時間がないと、猫にとっては極端な話、生きるか死ぬかの重要な事でもあるのです。
家で大事に飼われている猫の場合、ご飯の時間が多少遅れることはあっても無くなることはない、と飼い主は考えていると思いますが、その気持ちは猫には伝わりません。
猫からご飯を催促するような行動が見られても、分かってあげましょう。
2.自分のペース
大好きな飼い主に名前を呼ばれても、猫の性格によっては無視したり、尻尾で返事をしたりする子がいます。
当然犬ではありませんので、名前を読んだところで振り向いたり、喜んで走ってきたりする可能性は低いです。
飼い主はこのことを念頭に置いて、愛猫とコミュニケーションをとる必要があります。
群れで生きていくのではなく、孤高に生きていく生き物が猫ですので、あくまでも「自分のペース」を大事にして生きています。
そんな猫の姿は、人間関係のしがらみに悩んでいる人には羨ましく映ったり魅力的に感じたりする面でもありますので、長所として捉えてあげましょう。
3.毎日のパトロール
猫は、自分のテリトリーを大切にする生き物です。
例えば、家で飼われている猫であれば家の中がテリトリーになります。毎日パトロールして何か異常はないかチェックをしないと、安心できないのです。
そのため何度パトロールしたか分からないぐらいお馴染みの場所でも、毎日します。
このような時に飼い主から遊びに誘われても、「先にパトロールを!」という思考が働きますので、愛猫の自由時間も大切にしてあげてください。
まとめ
今日のねこちゃんより:菊丸♂ / ミヌエット / 3.1kg
以上の内容は、猫の習性を考えれば納得できることばかりだと思います。
楽しく一緒に暮らすためにも、猫の習性はきちんと理解して尊重しなければいけませんので、この機会にぜひ覚えておきましょう。