飼い主の帰宅時間がわかる?猫の不思議な『予知能力』3選

飼い主の帰宅時間がわかる?猫の不思議な『予知能力』3選

昔から、犬や猫などの動物には「予知能力」があると言われてきました。地震や空襲、人の死など予知内容はさまざまですが、最も身近な内容は飼い主の帰宅時間でしょう。帰宅すると玄関先で愛猫が出迎えてくれた、という経験をされた方は多いはず。今回は、猫の「予知能力」について探ってみたいと思います。

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猫のお出迎え

玄関で出迎える猫

あるWEBサイトが行った400名の猫の飼い主へのアンケート調査によると、回答者の約8割が「帰宅時に猫に出迎えられた経験を持っている」ことが分かりました。

今回は、猫がなぜ飼い主の帰宅を予知できるのか、また昔から言われている地震などに対する「予知能力」があるのかについて、整理してみたいと思います。

猫にまつわる予知能力の噂

怯える猫

1.地震を予知

猫に限った話ではありませんが、かなり昔から猫や犬を初めとした動物達には予知能力があると言われてきました。特に、地震に関する予知の話には枚挙にいとまがありません。

最も古い記録は、紀元前373年のギリシャのヘリケという都市のもので、ある日突然犬や猫をはじめとする動物達がヘリケから逃げ出し、その数日後に地震が起こったというものです。

日本では1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災の前に、猫や犬などの動物達が普段とは異なる行動をしたという調査結果があります。

2.空襲を予知

1942年、イギリスのエクセターという都市で、ある日突然猫達が街を脱出しました。その数時間後にドイツ軍による大規模な空襲があったといわれています。

3.飼い主の死を予知

イギリスの首相だったウィンストン・チャーチルが病床に伏せていた1週間の間ずっとベッドの上で寄り添っていた愛猫が、突然ベッドから飛び降りてドアの前で悲しげに鳴き始めた日の翌朝に、チャーチルは息を引き取りました。

優れた5感による高い察知能力

首をかしげる猫

予知能力とは、通常の方法では分かり得ない未来の出来事を事前に正しく知ることのできる能力です。

しかし、実際に猫達は「これから地震が起きる」などと予知しているのでしょうか。具体的に起こる事象を正しく把握しているとはにわかには信じがたいです。

動物学者の今泉忠朗氏は、飼い主の「明日は愛猫を動物病院に連れていこう」というひそひそ話を聞いた猫が、翌日に朝から隠れて出てこないのは、会話の内容を理解した訳でも予知能力でもなく、「察知能力」だと著書の中で書いています。

猫や犬の予知能力だと思われている現象も、優れた5感で「異変」を察知する能力に長けている結果だと考える方が、現実的な気がします。

地震の場合は、地殻を通るP波や静電気の急激な増加、磁界の変化等を、人の死の場合はにおいの変化等を察知するのではないかという考え方です。

飼い主の帰宅を予知する犬の実験

飼い主を待つ犬

生物学者であり超心理学者でもあるルパート・シェルドレイク氏は、飼い主と飼い犬の詳細な行動記録を集め、飼い主の帰宅を出迎える犬は、飼い主が「家に帰ろう」と強く意識した瞬間にそれを察知し、所定の場所で飼い主を待ち始めるという結論を出しました。

犬の場合は、飼い主の帰りを同じ場所で数十分〜数時間もの間じっと待っている事例が知られていますが、猫が同じ場所で数時間もの間ひたすら飼い主を待つという行動をとるとは考えづらいです。

しかし、猫も犬と同じように飼い主の意識を察知できると信じた方が、飼い主としては幸せかもしれません。

ただ猫は、テレパシーをキャッチした後も、いつもの通りうとうとしながら留守番を続け、足音やエンジン音などを察知してからお出迎えの行動に移る合理主義者というだけのことなのかもしれません。

まとめ

見つめる猫

猫をはじめとする動物達が持っている能力には解明されていないことが多く、「予知能力」といった超心理学的能力の有無については学者達の間でも議論が続いているようです。

たとえ「予知能力」があろうがなかろうが、飼い主の帰宅を出迎えてくれる愛猫の行動が嬉しくない飼い主はいないはずです。とは言え猫にも個性があり、出迎えずに遠くからそっと熱い視線を送るだけの猫もいるでしょう。

飼い主としては、出迎えのある無しに関わらず愛猫との強い絆の構築に日々努力するしかないようです。

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