1.発情期で
猫の発情期の鳴き声に、驚かされる方は多いのではないでしょうか?とても大きな声で相手を求めて鳴きます。猫にとって発情期の衝動はとても強いものだとか。その為、相手が見つかるまで鳴き叫ぶこともあるのです。
発情期の遠吠えは、オス猫もメス猫も行います。ご近所迷惑になってしまうこともしばしばです。もし愛猫を繁殖させる予定がなければ、不妊手術を受けさせることも検討しましょう。
鳴き声だけではなく、不幸になる子猫が増えてしまう可能性があるからです。この世に生を受けても、飼い主さんがいなければ生きていけない場合が多いのです。殺処分などという最悪の道を歩かせない為にも、不妊手術を検討することは大切です。
2.病気
甲状腺機能亢進症や高血圧、認知症、脳腫瘍などの病気が原因で遠吠えをすることがあります。特にシニア猫に多いです。認知症の場合は夜中に遠吠えすることがあり、飼い主さんが寝不足になってしまうでしょう。
猫も歳を重ねると病気にかかりやすくなります。半年に1度など定期的な健康診断を受けることで、早期発見早期治療ができるでしょう。愛猫の健康を保つ為にしっかりと受けさせてあげてください。
ただ、猫によっては健康診断が大きなストレスになってしまい、逆に健康を損なう原因になる可能性がゼロではありません。愛猫があまりに動物病院に行くのが嫌いなら、かかりつけ医と相談し、健康診断について決めると良いでしょう。
3.構って欲しい
飼い主さんに構って欲しいが為に遠吠えしている可能性があります。以前に愛猫が鳴いた時、構ってあげませんでしたか?そのことを覚えていて、再び遠吠えしているのかもしれません。
飼い主さんが寝静まった時などに、ふと寂しくなってしまったのでしょう。「誰かいる?」など誰かを探すような気分で鳴いているのです。この時に構ってしまうと味を占めてしまいますので、辛いですが無視するようにしましょう。
4.何かを要求している
ご飯やトイレ掃除、遊びなど、何かを要求して遠吠えしているのかもしれません。飼い主さんを隣の部屋から遠吠えで呼びつける猫もいるようです。
要求を叶えて貰うまで、しつこく鳴き続ける場合もあるでしょう。もし猫のわがままでなければ、叶えてあげると良いですが…。あまりに言うことを聞きすぎるのも問題です。
全ての要求を飲むのではなく、たまにはスルーして猫との力関係のバランスをはかって行きましょう。
5.仲間との会話
猫も犬のように、仲間と遠吠えしてコミュニケーションをすることがあるようです。何もない壁などに向かって遠吠えしていたら、もしかしたら遠くにいる猫と通信しているのかもしれません。
猫には人に聞こえない音域が聞こえていたり、はるかに耳が良かったりします。その為、飼い主さんには聞こえていない音が聞こえているのです。
「独り言かな…」と不信がらずに、きっとどこかの猫とお話ししているのだろうと思ってあげると良いでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ソラ♂ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 3.8kg
猫の遠吠えは犬ほどの音量ではないにせよ、何度も鳴かれるとうるさいと感じることがあるでしょう。また夜中に遠吠えされるとそれこそ、安眠妨害になってしまいます。
なぜ猫が遠吠えをしているのか原因を突き止めて、必要なら対処していくようにしましょう。