頭が挟まって身動きできない猫
2017年8月6日(日)午前10時半頃、イリノイ州シカゴのサウスサイドにて、エリーダさんとホセさんは頭が倉庫の金属製のドアの下に挟まって身動きがとれなくなっている猫を発見しました。 彼らはすぐにシカゴ消防署に出向いて、猫を救出するための援助を求めました。
1人の消防士がすぐにその現場に駆け付け、猫の状態を確認。自分たちの手でなんとか助けられると判断した消防士は、仲間たちに救助のために必要な道具を現場にもってくるよう、無線で連絡を取りました。
多数の消防士達が応援に駆けつける!
その連絡を受けた消防署からは、なんと6名もの消防士たちが猫の救出援助をするためにに駆け付けて来ました。
救出作戦がスタート・・・
猫を傷つけることなく救助するため、様々な方法で救助を試みましたが、最終的にドアの下のコンクリートを打ち壊して、猫の頭を抜き出す作戦で救助を開始する事になりました。
それは決して簡単なものではありませんでした。猫を傷つけないように細心の注意を払う必要があったからです。神経を使う作業が根気よく続けられました。
消防士たちの努力の結果・・・
救出作業が始められて約25分。ようやく猫の頭が抜けだせるほどの穴が開きました。そして、バーベルで鉄製のドアを持ち上げながら、猫の体を引っ張ると・・・
体が自由になった猫は、一目散に走り去り、通りの角を曲がってアッと言う間に姿が見えなくなってしまいました。無事救助完了です。
たぶん、ねこ自身もとっても怖い思いをしていたのでしょう。
消防士さんたちは、走り去る猫に対して「バイバイ、キティ!」とお別れのあいさつ。そして周囲からは「ナイスジョブ!(良い仕事をしました)」と温かい称賛の声がかけられました。
みんなとても素敵な笑顔です。
全米から称賛の声
このニュースは全米のメディアで報道され、たくさんの人から猫を無事救出したシカゴ消防署の消防士たちに称賛の声が集まっています。
▼インサイド・エディション:
http://www.insideedition.com/
▼シカゴ・トリビューン:
http://www.chicagotribune.com/
猫がどのくらい長い間、そこに挟まっていたのかは、誰にも判りません。もし、エリーダさんとホセさんが窮地に陥っている猫のことを見つけなければ、そして消防士たちが助けに駆けつけなければ、水も餌も食べられない猫は衰弱死していたかもしれません。
▼救出劇の一部始終を通報者のホセさんが動画に収めていました。
Aww!! Thank you CHICAGO FIRE DEPT!!!Lots of Blessings For Chicago Fire Department To Rescue This Cat <3
Cats Make Me Happyさんの投稿 2017年8月8日
動画撮影者:ホセ・マルティネス・ベローさん
最後に
しかし、物凄い勢いで猫が走り去って行きましたね(笑)それは同時に怪我もせず無事だったという証ですね。
米国では消防士たちが犬猫たちの救出に乗り出すことは珍しくありません。彼らは助けを必要としているのが動物であっても、人間を救出する時と同じように必死で助けようとしてくれます。
改めて小さな命を救った消防士さん達に拍手を送りたいと思います♪