猫が『うんち』を隠す3つの理由

猫が『うんち』を隠す3つの理由

猫にとって排泄物は大切な情報源。においを嗅げばいつ誰がそこを通ったか、性別・年齢・体調まで分かってしまう個人情報の塊です。だからうかつにその辺に放置しておくわけにはいきません。しかし現代の猫はだいたい1頭から数頭の室内飼いで、敵などいない場所で暮らしています。そんな安全地帯でもうんちを隠し続ける猫たち。その理由を探ってみました。

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うんちを隠す本来の意味

こちらを見るリビアヤマネコ

家猫の先祖はリビアヤマネコといわれます。彼らは今も北アフリカやアラビア半島に棲んでいますが、そこはライオンやヒョウ・ハイエナなど大型猛獣がうようよいる、少しでも油断すると自分が獲物になる地域です。うんちを埋めて隠すのも自分の存在を隠すため。身を守るためなのです。

しかし猫がペットとなった今、家の中で襲われる心配はありません。なぜ猫たちは今もうんちを隠し続けているのでしょう。

1.本能に従って

トイレの砂で遊ぶ子猫2匹

猫がうんちを隠すのは、身を守るために獲得した本能です。その本能は子猫時代から発揮され、おとなになって敵が絶対にいないと分かっていても、埋めたくなる衝動は止めらない。

理由が分からないけれどやってしまう、それが本能というものです。

2.強い猫に遠慮して

砂をかくキジトラ

ところが近年、本能に逆らってうんちを埋めない猫が現れました。力の強い猫がボス的存在になり、そのボスがうんちをそのままにする傾向がある、というのです。

現代の猫は先祖たちのように広い縄張りを持って暮らすことができません。それは野良猫も同じで、過密状態で暮らす猫たちは様々な面で行動パターンを変えたといわれます。

ケンカ嫌いな猫たちは、うんちの埋め方で縄張り宣言の仕方やボスに遠慮する方法を編みだしたのかもしれませんね。

3.縄張りに自信がない

トイレに座り込む猫

猫は1頭飼いでも環境に不安がある場合はうんちをきちんと埋めるようです。

例えば我が家の若い猫は保護して2年経ちますが、最近うんちをあまり埋めなくなりました。最初は場所が分からないほど丁寧に埋めていましたから、初めての環境に慣れないうちは自分の存在を隠しておきたかったのでしょう。

また別の部屋にいる16歳は、年長猫が死んで1年ほどしてここは自分の縄張りだと自覚。それまであんなにきれいにうんちを埋めていたのに、いつしかそのまま放置するようになりました。

まとめ

トイレの床に座って見上げる子猫

猫がうんちを隠す理由は様々考えられてきましたが、1番の理由はやはり身を守るためでしょう。現代の猫には天敵がいない代わりに、かつてないほど猫密度の高い環境で暮らしています。

問題になるのは他の猫との軋轢。それを解消するために、うんちを彼らが猫同士のコミュニケーションツールと考えて利用している可能性はおおいにありそうです。

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