1.歯

猫の年齢は、歯を見ると判断できます。口の中を覗いて確認してみましょう。
- 生後1ヶ月…乳歯が生え始める
- 生後2ヶ月...乳歯が生え揃う
- 生後3~5ヶ月...乳歯が抜け始める
- 生後6ヶ月...永久歯が生え揃う
- 生後1~2年...白かった歯が黄ばみ始める
- 生後3~5年…歯に歯石がついたり摩耗してくる
- 生後7年… 歯の先が丸くなる
- 生後8~9年… 歯は擦り減り、歯茎に色素沈着が見られる
- 生後10~15年… 歯は大きく擦り減り、色素沈着も顕著になり、抜ける場合もある
2.被毛

猫のフワフワとした被毛。しかし年齢と共に大きく変化します。被毛を見ても、猫のおおよその年齢を確認することができます。
- 生後2週間…被毛は薄く、毛並みもまだ整っていない
- 生後6ヶ月頃…サラサラとした被毛に生え変わる
- 生後3~5年…毛艶が最も良い時期
- 生後6年…口の周りに白い毛が生えてくる
- 生後10年…毛艶はなくなり、白髪も目立ち始める
3.運動能力

猫の優れた身体能力を支えているのが筋肉。しかし年齢と共に衰え、運動能力にも差が出てきます。猫の動きを見れば、おおよその年齢が判断できるでしょう。
- 生後2週間…よちよち歩きを始める
- 生後1ヶ月…遊びを覚え始める
- 生後3~5ヶ月…元気に遊び回る
- 生後1~2年…骨格がほぼ形成され、1人前の猫となる
- 生後3~5年…活発に遊ぶ猫と落ち着く猫と分かれる
- 生後6年…遊びに興味が薄れ始める
- 生後7~9年…のんびりと寝て過ごすことが多くなる
- 生後10年…足腰が弱くなり始める
4.目

産まれたばかりの子猫の瞳は青色。これは子猫独特の色でキトンブルーと呼ばれています。目をじっと観察してみると、猫の年齢によって大きく異なるのがわかります。
- 生後1週間…目が開き始める
- 生後3~5ヶ月…瞳の色が青色から、猫が持つ本来の色に変わる
- 生後1~6年…明るく鮮明で、涙目や目ヤニがない
- 生後7年…白内障が始まる
- 生後10年…瞳が濁り始める
まとめ

いかがでしたか?
猫の年齢を判断するポイントをまとめましたが、成猫である生後1~6年は見た目で判断するのは難しいため、正確な年齢は、獣医師に任せた方が良いでしょう。
ライフステージにより必要な栄養素が異なるため、年齢を把握しておくことはとても大切なことです。猫を保護したが、年齢がわからない…といった場合に参考にしてみてください。