1.警戒が解けない
個体差はありますが、元々猫はとても警戒心が強い動物です。中々懐いてくれない時、警戒が解けないのかもしれません。「あの人間、なんか信用できないんだよね…」そんな思いがあるのかも。
猫に懐いて貰うにはまず、信頼関係を構築する必要があります。その為には猫のペースを乱さないようにしつつ、しっかりと身の回りのお世話をしてあげましょう。そんな飼い主さんの行動を、見ていないようで実はしっかりと見ています。過剰にアピールする必要はありませんが「君のことを大事にしてるよ」という気持ちを行動を通して伝えていくのです。
そうしていけばそのうち心を許してくれ、猫の方から近寄ってきてくれるでしょう。
2.猫の嫌がることをする
猫が嫌がることをしていると、中々懐いてくれないという悲しい事態になってしまいます。人と猫の感覚は当たり前ですが異なっています。しつこく構ったり、無理やり言うことを聞かせようとしていたりすると、懐いてはくれないでしょう。
とてもマイペースな生き物なので、猫のペースに合わせることが必要です。犬のように飼い主さんが主体となって動くのではなく、どちらかというと猫主体で動く方がうまく行くよう。心がけてみてください。
3.猫が嫌いな匂いがする
飼い主さんから猫の嫌がる匂いがプンプンしている可能性もあります。人が良いと思う匂いは、大抵の場合猫が嫌います。逆に人が臭いと感じる匂いを、猫は良い匂いと感じるのです。
ですから香水をはじめとした柔軟剤やタバコ、アロマなどは避けましょう。特にアロマは猫が分解できずに害を及ぼしてしまうことがあります。匂いには十分注意して、触れ合って行きましょう。
余談ですが飼い主さんの靴下や脇の匂いは、好む場合が多いようです。臭いと感じても猫に嗅がせると、嬉しそうな顔をしてくれるかもしれません。
4.動作が落ち着かない
猫は静かな環境で過ごすことを好みます。あまりに飼い主さんがドタバタと行動し、落ち着かないとそれだけで近寄るのを躊躇してしまうでしょう。
良い見本はお年寄りです。ゆっくりで静かな動作は猫が好みます。参考にしてみてください。
5.距離感がほど良くない
猫は相手との距離感を大事にします。一般的な野良猫であれば2m以内に近づこうとすると不愉快に思うよう。人馴れした飼い猫はもっと距離が近くても大丈夫ですが、それでもあまりに接近しすぎるのは嫌がる傾向にあります。
ここは猫の性格にもよりますが、程よい距離感を保つのが猫とうまくやって行く秘訣です。猫が近づいてきたら受け入れ、離れていったら追うのはやめ、自由にして貰うのが一番です。
まとめ
猫が懐いてくれない理由には様々なものがあります。その猫によって性格も違ければ育ってきた環境も違うからです。
猫の態度や振る舞いを見て、どうすれば喜んでくれるかを探ると良いでしょう。嬉しいことをしてくれる人に心を開く傾向にあります。
素っ気なく見えても実は愛情に溢れる動物ですので、たくさん愛を注いで心を開いて貰いましょう!