猫の家出…好奇心を止めらない猫への脱走対策5つ

猫の家出…好奇心を止めらない猫への脱走対策5つ

完全室内飼いが当たり前となった昨今ですが、それでも猫が脱走してしまったという張り紙やSNSへの投稿がなくなることはありません。なぜ、猫たちは家から脱走してしまうのでしょうか。なるべく猫の気持ちを推し測って、適切な対策や探し方についてを考えてみたいと思います。

なぜ猫は家出するのか

外を見る猫

家に居れば平和で安らかに暮らせるのに、なぜ家出をする猫がいるのでしょう。猫が家出をする主な理由は、発情期、ストレス、アクシデント、好奇心だと言われています。

オス猫は、近所に発情期のメスがいるとそのにおいや声などに触発され、相手を求めて外に出てしまいます。

また、室内の生活環境に不満を抱えているストレスから外に出てしまう、外に出る気はなかったのに何らかのアクシデントで外に出てしまうというケースもあります。

そして好奇心です。窓から見える鳥や虫は魅力的ですし、いろいろな刺激のある外への興味は尽きません。特に若い猫の好奇心を止めるのは難しいです。

よくある猫の脱走ルート

キャリーバッグにいる猫

猫の家出対策のために、猫が脱走する場合によく使われるルートを知っておきましょう。

1) 玄関
猫は歩いている時にも気配を感じさせません。玄関から堂々と外に出ても気づかないことがあります。

2) 窓
猫は網戸のほつれや小さな穴などを広げてそこから外に出てしまうことがあります。

3) ベランダ
玄関や窓と同じ原理でベランダに出、柵の隙間や上を飛び越えて外に出てしまうことも多いです。

4) キャリーバッグ
キャリーバッグが壊れていたり、扉を開けたすきに逃げ出したりするケースも多いです。

猫の脱走対策

ドアから出る猫

1. 発情期対策

飼い猫に避妊・去勢手術をすることが一番の対策です。

2. 快適な環境づくり

猫の習性を正しく理解し、上下の空間利用、心地よい寝床など、猫が安心できる環境を整えましょう。また愛猫が退屈しないように、遊ぶ時間もたっぷりと作りましょう。

3. 物理的な対策

猫がよく使う脱走ルートを物理的に塞ぐことで対策します。猫はジャンプ力があり、見た目よりもずっと狭い場所を通り抜けられますので、よく考慮しましょう。

4. 注意深い行動

玄関等を開けておく時は部屋やキャリーバッグに入れる、外に出る時は足元に猫がいないか注意する、外で無闇にキャリーバッグを開けないなど、飼い主さんの行動にも注意が必要です。

5. 万が一への備え

万が一の時に備えて、迷子札やマイクロチップの装着もしておきましょう。

もしも家出をしてしまったら

車の下に隠れる猫

最後に、万が一愛猫が家出をしてしまった時にどうすれば良いのかについて、ご紹介します。

1) 情報収集
写真入りのポスターを貼ったりSNSで呼びかけをしたりして、情報を収集しましょう。

2) 捜索場所
猫の行動範囲は広くありません。まずは自宅を中心に半径50m以内を徹底的に探しましょう。車の下、植木、空調の室外機の裏など、暗くて狭い、そして冬なら暖かい場所がポイントです。

3) 捕まえ方
愛猫をみつけたら、猫の目線の低い姿勢で、でも瞳は見つめずにゆっくりと近づきます。呼びかけるときは小さな優しい声で。興奮しているので上から毛布などを掛けて捕まえると安全です。

4) 捕まえられない場合
どうしても捕まえられない場合は、捕獲器を仕掛けるという方法があります。保健所、動物愛護団体、動物病院などに相談してみましょう。

5) 見つからない場合
どうしても見つけられない場合は、ペット探偵に依頼するという方法もあります。時間が経つ程みつけづらくなるので、早めに行動しましょう。

まとめ

鳥を見る猫

猫が外に出てしまう可能性は思っている以上に高いです。外に出てしまった猫は、戻りたくても戻れなくなることも多いので、脱走ルートの閉鎖や注意深い行動で対策しましょう。

また、若い猫のやまない好奇心は、飼い主さんとの楽しい遊び時間で満たしてあげましょう。

スポンサーリンク