1.階段の上り下り
愛猫の利き手を調べる方法の一つとして「階段の上り下りをする際にどちらの足から踏み出すか」を見ると分かると言われています。
数日から数か月観察ほど観察することで、愛猫の利き手がある程度分かってくるかと思われます。
ちなみに猫の利き手は犬や馬、人間と同様「オスのほうが左利きになる傾向が強い」ということが分かっているそうです。また左利きの猫のほうが右利きの猫よりも「怖がりで心配性」という傾向もあるようです。さらにメスには右利きが多いことも明らかにされています。
実は人間も男性のほうが左利きになる傾向が強いというのは、右利きの人が多い日本人としては意外かもしれませんね!
2.トイレへの入り方
これも階段の上り下りと同様、どちらの足からトイレに入るのかを観察していると利き手が分かってくると思います。
一度見ただけでパッと確実に分かるものではありませんが、オス・メス両方の猫を飼っている方は性別による差を見比べてみるのも面白いかも知れませんね。
補足として幼猫の段階ではまだ利き手が決まっておらず、成長するにつれて利き手が決まるようです。男性ホルモン・女性ホルモンが利き手に影響しているのではないかと思われます。
利き手のメカニズムや詳しい理由は未だに分かっていませんが、一説には男性ホルモンである「テストステロン」が左利きと関係しているのではないかと言われています。
3.おやつの取り出し方
クイーンズ大学のデボラ・ウェルズ氏の「マグロを透明な瓶に入れ、最初にどちらの手で取り出そうするか」という実験があります。調べる回数は1日10回ほど、日を空けて合計100回ほどやると良いようです。家でもお気に入りのおやつを代用したりして出来そうですね!
なぜ日を空けるかというと、続けて行ってしまうと「この瓶からおやつを取り出す時は右手で」など習慣化してしまい、本来の利き手が分からなくなってしまうためです。
こういう実験などの話を聞くと、試したくなる飼い主さんは多いかも知れませんね。愛猫の利き手というのは知りたくなっちゃうものですよね♪
まとめ
今日のねこちゃんより:モンチ♀ / 1歳 / ブリティッシュショートヘア / 3.9kg
愛猫の利き手が分かると、愛猫のことを深く知ることができて飼い主さんにとっては嬉しいですが、今回ご紹介したものは厳密な実験方法ではないため、結果はあくまでも参考程度に考えて頂けたらと思います。
また「すべての猫に利き手があるわけではない」ので、その時によって使う足が違う場合もあると思いますが、それも愛猫の個性として捉えるのがいいのではないでしょうか。
日常の中で自然に行う動作でも利き手が分かるケースはありますが、「おもちゃを目の前につるしてどちらの手を出すか」という実験に関しては、猫パンチは左右ランダムに繰り出されることが多いため、左右の差が出ることはあまりないと言えるでしょう。
最後に、「オスは左利きが多い傾向にある」と記述しましたが、利き手がない子や右利きの子もいます。オスだからといって必ず左利きではないため「うちの子は違う…」と思う飼い主さんもご安心くださいね。