猫たちの愛情表現
猫を1匹しか飼っていない家庭ではなかなか知る機会が少ないとは思うのですが、実は猫同士でも相性の良い悪いがあります。
仲良しな猫には仲良しだからこそ表現する仕草があるのです。もし多頭飼いしているのであれば、その猫たちが仲良しなのかどうかは仕草を観察することで分かることがあります。
今回はその仕草についてまとめてみましたので、関係性について調べてみたい飼い主さんはぜひ参考にしてください。
1.一緒に寝る
群れを作って生活する犬とは違って、猫は1匹で生活をしていく生き物です。そんな習性を持っていても一緒にくっついて寝る猫を見かける事があります。
一緒に寝る理由は大きく分けて4つあります。
1つ目は、体温を保持するためにくっついている事です。人間よりも体温の高い猫同士がくっつくと、あたたかさを維持する事ができます。
2つ目は、食べ物に困らない環境だからです。実は野生の猫にはくっついて寝るという事がなかなか見られず、むしろ自分の縄張りに他の猫ちゃんを入れないようにします。しかし食べ物に困らない環境であればご飯を分け合って食べたりする事が出来るのです。
3つ目は、同じポーズをとる事で仲間意識を相手の猫ちゃんに伝えるためです。無意味な争いをなるべく避けるためにも仲良しをアピールするのです。
最後に4つ目は、安心を確保するためです。1匹でもいるよりも2匹以上でいる方が安心感があるため、仲良しな猫とは一緒に寝たりするのです。
2.アログルーミング
猫ちゃんは基本的に自分の体を毛づくろいして清潔さを保ちます。しかし多頭飼いをしていると猫が他の猫ちゃんを毛づくろいする姿がしばしばみられます。
猫が他の猫を舐めることをアログルーミングと呼ぶのですが、兄弟猫同士よりも先住猫が新入り猫を舐める光景の方が多くみられる傾向があります。信頼の置ける子として認めた証拠ですので、もし見かける事があれば微笑ましく見守りましょう。
3.頭を擦り付ける
猫同士頭を擦り付けるのも、仲良しな猫に見られる仕草です。これは猫の世界では挨拶の代わりになっており、仲良しな猫に見られる行動です。
ちょっとした期間離れていて久しぶりにあった猫でも、匂いを嗅いで思い出すとこの挨拶をします。
まとめ
今日のねこちゃんより:すめし・銀次・むすび♂ / 2歳 / 雑種(ミックス) / 7kg
猫同士の相性も実は仕草に出ている事がわかりました。現在多頭飼いされている飼い主さんはぜひ参考にして、仲良しなのかどうかを確認して下さい。