「猫OK」の集合住宅でもするべき気遣い5つ

「猫OK」の集合住宅でもするべき気遣い5つ

猫等ペットを飼っているとトラブルに巻き込まれてしまう場合があります。しかしちょっとした配慮するだけで隣近所との問題はかなり少なくなります。それでは見ていきましょう。

1.共有箇所での心遣い

ベランダに座る猫

ベランダは居住者の占有箇所ではないという事は案外知らないのではないでしょうか。賃貸でも分譲でも関係無くエレベーターや廊下と同じように共有となります。基本的には猫をベランダに出すのはやめた方が良いでしょう。

そして臭いや猫砂などからほこりが発生しやすい猫のトイレの掃除、抜け毛が飛びやすい布団等のはたきは隣近所の迷惑になりますので家の中で行ってくださいね。ちなみに災害時にはベランダは避難通路となりますので物を置き過ぎるのも安全上よくありません。

同じように共有部分であるエレベーターで猫と移動する際には必ずケージに入れるようにしましょう。万が一ケージに入れられずに抱っこをする場合は、脱走防止に首輪をして同乗している人との距離を保てるように飼い主が背中を向けるようにしましょう。猫が怖がらないように洗濯ネットやタオルでくるむのも良い方法です。

2.歩く音、鳴き声に関する配慮

カーペットに手をかける猫

猫と暮らして気になる音には「運動の音」「鳴き声」の二つが圧倒的に多いでしょう。隣の家との壁にトイレを設置したり猫の遊び場を作ると音が漏れやすいので気を付けましょう。

深夜や早朝に猫の動きを止めるのは難しいので猫のジャンプする場所や走る床には吸音シートを敷いておく方が良いでしょう。ジャンプの音は薄手の防音素材では防げない事がありますので厚手のタイプを選択してください。

実はフローリングや硬い床にジャンプすると猫が関節を痛めてしまう可能性もあるのでカーペットは一石二鳥の対策になります。鳴き声には二重サッシなど音を遮るような防音が有効ですがなかなか実行するのは難しいでしょう。

3.排泄物の処理や臭い

ルンバに乗る猫

猫の便は人間の物より硬く溶けにくいため水洗トイレへ流さない方が良いでしょう。水に流せるタイプの砂であっても沢山流すとトイレ詰まりの原因になりますので止めた方が良いでしょう。便は臭いが漏れないように袋に密閉し住んでいる自治体のゴミ処理の仕方に従って捨てましょう。

猫の排泄物を早めに処理し、食べ残しを綺麗に片付ける事で動物に関わる臭いを防ぐ事ができます。空気清浄機は一台用意しておくと猫にも飼い主にも良いでしょう。

なお食べ残しや猫の抜け毛を放置するとダニ、ゴキブリ、下手をするとネズミが繁殖するきっかけになり感染症などリスクが高まりますので常に清潔を保つように心がけましょう。

4.脱走防止

廊下を歩く猫

ベランダを伝って隣の部屋へ行ったり、玄関から廊下に出てしまう等脱走を予防するための対策は行っておく方が良いでしょう。

玄関は内側に扉を作ったり、窓にはすり抜けや落下防止の網等を取り付けておきましょう。猫OKの物件であっても、猫を嫌いな人やアレルギーを持っている人が住んでいますので飼い主側の配慮が大切です。

5.避妊や去勢の手術

獣医師に抱かれる猫

繁殖させる予定がなければ、病気予防と共に猫や飼い主の精神的な面から避妊や虚勢の手術は行いましょう。発情しても相手がいないと猫も気持ちが収まりません。臭い尿のマーキングをしたり大きな声で鳴いたり飼い主だけではなく隣近所にも迷惑をかけてしまいます。

まとめ

猫と飼い主

「猫OK」の集合住宅でもするべき気遣い5つについてお伝えいたしました。

人として生きる場合のルールは全て思いやりから成り立っていると思います。お互いに相手を尊重し、気持ち良く関わっていけるように日々積み重ねていきたいですね。

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