紐の誤食に肝が冷えた!
ある日の晩のこと、しまっていたはずのオモチャが床に転がっており、「あれ?このオモチャの紐、どこ行った?」、昨日はくっ付いてたと思うけど…。もしや!?家中ひっくり返しても見付からず、「食べてたら、どうしよう。何かあったら、どうしよう。」とその晩はまんじりとも出来ず。
翌朝は4時くらいから仕事をして、その日の業務を片付けて午前中に獣医さんに診てもらいましたが「触診では異常がないですね、あとは経過観察で」と。
悶々と過ごすこと数時間、夕方に巨大ウンチをなさいましてすっかり全部出てきましたが、あんなに不安な時間をすごすのはもうこりごりです。
オモチャで遊ばせるときに猫を放置しないのは鉄則ですが、毎日毎日、遊び盛りの坊ちゃまにご満足いただけるだけ付き合おうとすると、ダメな人間になりそうです。多少なら勝手に遊ばせても危険のないオモチャはないだろうか?と考えてみたのが今回のおもちゃを作ったきっかけです。
材料
- 千代紙
- 新聞紙
- 木工用ボンド
- ストロー
- エノコログサ
- つまようじ
- アルミホイル
作り方
1. 新聞紙で型を作る。
ぬらした新聞紙をギュッと丸めて、卵形を作ります。
※水風船用の小さな風船を膨らませて型にするといいのですが、私は風船を膨らませることができないので、このようにしています。
2. 型に千代紙を貼りつける
木工用ボンドを水で溶いたものにちぎった千代紙を浸し、①にどんどん貼っていきます。このとき、①は濡れた状態です。
3. 乾かす
ある程度、しっかりした厚みになるまで千代紙を貼り重ねたら、1~2日放置して乾燥させます。アルミホイルをくしゃくしゃにしたものを台にすると、底がくっつきません。
4. 外側を半分にカットして型から外す
千代紙部分が完全に乾いてカチカチになったら、カッターで上下半分に切って、型から外します。切っている間にいろんなところが歪むので、指で形を整えなおします。
5. 下半分の底に重しを入れ、ストローをさす
下半分の底部分に木工用ボンドを流しいれ、真ん中に短く切ったストローを立て、型に使った新聞を適当にちぎって詰めます。
6. てっぺんに穴をあける
上半分の頂点になるところに、キリや目打ちで穴を開けます。
7. 上下を貼り合わせる。
ちぎった千代紙に木工用ボンドをつけて、⑤と⑥を貼り合わせます。
貼り合わせるときにはストローに爪楊枝を指して、⑥で空けた穴とストローの口が合うようにします。
穴から爪楊枝が出ていれば、穴とストローの口が合っています。
8. 穴からエノコログサをいれて完成
しっかり乾いたら、頂点の穴からストローにエノコログサを入れて完成です。
坊ちゃまの反応は?
坊ちゃまの関心はエノコログサの穂にしかなく、最初は草だけを抜き取ってしまいました。セロテープで穴をふさいで固定したところ、上手い具合に起き上がりこぼしが揺れて、パシパシパシパシとひっぱたいて遊んでくれました。
しばらくするとテープが緩んで、エノコログサだけを持っていかれてしまいましたが…。
注意点
エノコログサは、一応、猫が食べてしまっても害はないとされていますが、食べさせないに越したことはないです。イネ科の植物なので、アレルギーのある子がないとは言えませんし、お腹の弱い子は穂先がお腹の中で固まって便秘になることもあるようです。
また、枯れたエノコログサは穂先が固くなってチクチクしてくるのですが、それを食べると胃腸の負担になることがありますし、皮膚に刺さると炎症を起こすことがあります。青々とした柔らかいものを使って、枯れたものは放置しないようにしましょう。
まとめ
新聞紙で型を作る時や、千代紙を貼り重ねるとき、貼り合わせて仕上げるときには、出来るだけ表面が滑らかになるようにしてください。特に、底面がゴツゴツしていると上手く転がりません。
特別な材料もいりませんし、乾かす時間を除けば、作業は30分ほどで終了します。見た目も、もっと丁寧に作れば、ちょっとした一輪挿し的な(?)可愛らしいものに仕上がると思います。
使用している木工用ボンドやストローも猫が飲み込むと良くないものですから、噛み壊しには注意が必要です。やはり、どんなオモチャも、長時間の与えっぱなしは禁物ですね。