1.水をすくう
実はとても器用に水をすくって飲むことができます。通常であれば舌を使って直接飲むのですが、猫によっては手で飲む場合も。警戒しているのか、それともお上品なのか理由は良く分かりません。
猫は動くものを見るのは得意ですが、動かないものはちょっと苦手なよう。水皿に入っている水は動かないので、本当にあるのかを確認しているという話があります。
とりあえず水面に触れてみて水がついたと思ったら、それを舐めることで本当に水なのかどうかを確認している、というわけです。水皿に水が入っていることを確かめたら、今度は口をつけて直接飲む場合があります。
猫によっては水を飲むのは必ず手を使って、ということも。好みなのかもしれません。
2.物を掴む
意外にも物を掴むのが得意な猫の手。うまい具合に曲げたり爪を使ったりして様々な物を掴みます。まるでお団子のようになった手がとても可愛いので、思わず見とれてしまう飼い主さんもいるでしょう。
猫にしたら可愛くしているつもりはないのでしょうが、一生懸命掴もうとしている様子にメロメロにされてしまいます。でも当の猫はいたって真剣なため、可愛い手とは反比例して、強面な表情が見られるかも。
3.物を掘り出す
穴の中や狭い場所などにある物を取り出すことができるのも、猫の手の器用なところです。そうやって獲物を捕まえることがあるのでしょう。
穴の開いた箱におもちゃを入れておくと、器用に取り出してしまいます。意外と頭を使っているようですので、良い刺激となるでしょう。出せたらまた箱の中に入れて、再び遊べるようにしてあげましょう。
4.ドアを開ける
かなり器用な猫の手は、ドアさえも開けてしまいます。ドアノブがあるものはもちろん、引き戸などもお手の物。気が付いたら棚に猫が自ら収まっていた、ということも。
このように賢い猫なのですが、多くの飼い主さんが問題にしているのが「閉めてはくれない」ことです。開けるだけ開けて、あとはほったらかし。閉めてくれればどんなに良いか、と思う飼い主さんは多いでしょう。
猫がドアなどを開けてしまうことで思わぬ事故に遭わないよう、注意してあげてください。
5.めくる
何かをめくる時にも大活躍するのが猫の手です。飼い主さんの布団をめくる、カーペットをめくるなどそれはそれは器用にめくってくれます。
「ここには何があるのかにゃ?」と気になっているのでしょう。飼い主さんの布団をめくる時は、中に入ろうと思っているに違いありません。入りこごちを確かめるために少しめくり、中の様子を伺います。
カーペットの場合はその下に何があるのか気になるのでしょう。めくって何もないことが分かれば、さもつまらなそうにどこかへ去って行きます。本当に器用な猫の手です。
まとめ
今日のねこちゃんより:ジョージ♂ / 2歳 / アメリカンショートヘア / 3.5kg
意外にも様々な動きができる猫の手。昔の人はそれを知っていて「猫の手も借りたい」と表現したのかもしれません。良く観察していると結構器用に手を使っている愛猫が見られるでしょう。ぜひチェックしてみましょう!