猫ちゃんの気持ち
大好きな飼い主さんと長年一緒に暮らしていても、時には今は近づいてほしくないと思っているときもあります。その距離感を飼い主さんが理解していないと、愛猫との信頼関係はなかなか深まることは難しいでしょう。
猫ちゃんは言葉が話せない代わりにしっかりとボディランゲージで飼い主さんにサインを出してくれます。飼い主さんはぜひそのサインを読み取って、甘えたいときと離れていたいときなど、猫ちゃんの機嫌を察して行動を移すようにしましょう。
1. 毛を逆立たせて尻尾を弓の形にする
割とわかりやすい方と思うのですが、他の猫ちゃんと喧嘩したりした際や飼い主さんと意思疎通が上手く行かずに「嫌なことをされた!」と感じたりした時に見られる仕草です。毛を逆立たせることによって、普段よりも相手に体を大きく見せて威嚇しています。
この仕草が見られたときは飼い主さんはすぐに距離をとりましょう。猫ちゃんは時間を置けば大抵のことは許してくれます。しかし、怒っていることにびっくりした飼い主さんが「仲直りしようよーごめんねぇ!」と撫でようとすると逆効果になります。
猫ちゃんからすると気持ちを落ち着けるためにも一度、一人になりたいのです。それと逆の行動をとってしまうとますます嫌われてしまうでしょう。
2. 離れた場所にいるとき
愛猫の姿が見えなくて不安になって探していると、やけに離れたところに居たという経験はないでしょうか。寂しいのかなと構ってしまう飼い主さんがいますが、どちらかというと一人に居させてあげたほうがいいサインです。
猫ちゃんは自分が寂しいというときは自然と、人の気配がする場所にやってきます。そのときは存分に甘やかしてあげることがベストなのですが、離れた場所にいるというときは「今は一人になりたい」というサインです。
もしかするとゆっくり一人で睡眠をとりたいのかもしれません。そこを邪魔してしまうと睡眠不足になるだけですので、飼い主さんはそっとしておきましょう。
3. 尻尾を地面に叩きつける
いつも通り愛猫を撫でていると、急に尻尾をバタンバタンと地面に叩きつける姿が見られるときがあります。これは猫ちゃんも無言でやることが多いのですが「触らないで」と同義です。飼い主さんはついこのサインに気づかずにずっと撫で続けてしまうのですが、我慢の限界を超えた愛猫に猫パンチを食らったり噛み付かれたりするので、すっと引くようにしましょう。
まとめ
猫ちゃんのサインを読み取るだけでグッと愛猫からの信頼度は増します。「この人は私のことをわかってくれてる」という認識をされますので、注意深く観察するようにしましょう。