猫はいつから人間と生活するようになったの?猫と人間の歴史

猫はいつから人間と生活するようになったの?猫と人間の歴史

いつからか当たり前のように人間の側には猫ちゃんがいます。しかし一体いつから良いパートナーとして存在するようになったのでしょうか。今回はその歴史について調べてみました。

猫ちゃんと人間の歴史

本を読んでいる眼鏡をかけた猫

今では当たり前のように街で見かけたり、家で飼われたりしている猫ちゃんですが、その出会いはいつ頃のことかご存じでしょうか。遠い昔の話なので正直はっきりしたことはわかっていません。しかし、日本の歴史の中では約2000年前の弥生時代から猫ちゃんがいたという形跡が残されています。

推測ですが、稲作が伝来されたときに穀物を保護する役目を持つ動物として運ばれてきたのではないかと言われています。

平安時代には宇多天皇の日記「寛平御記」にも猫ちゃんが登場したりしていますので、少なくともその頃からは確実に愛されてきたと言えます。猫ちゃんとの歴史はかなり長い時代を経て、今につながっていると言えるでしょう。

猫ちゃんの祖先

屋外で猫を抱っこしようとしている男性

一方、猫ちゃん自身の祖先は約13万年前に中東の砂漠などを主に生息地として暮らしていらリビアヤマネコと言われています。このヤマネコが約9500年前から人間と接するようになったことがそもそもの始まりだと言われています。

実際に2004年にキプロス島にあるシルロカンボス遺跡から、人間と一緒に埋葬されている猫科動物の遺骨が発見されており、この遺骨が約9500万年前のものと言われているのです。

遺骨に近い場所かつ人口の装飾品などが埋められていた場所と同じ場所に埋められていたために、意図的に人間と一緒に埋葬された可能性が高いと言われています。この頃から人間の良きパートナーとしての関係が築かれていたのではと言われています。

世界と猫ちゃんの歴史

座ってこちらを見上げる猫

猫と人間の歴史を辿る中で、日本だけでなく世界に視点を広げて見てみると紀元前4000年のエジプトで猫ちゃんがとても大切にされていたということが判明しています。

農耕文化が発展し始めたエジプトでは、せっかくできた穀物をネズミに食い荒らされる問題に悩まされていました。その問題を解決するために猫ちゃんがいわゆる家畜として飼い、大事にされていたのです。

さらに紀元前3000年頃には雄猫はエジプトの神太陽神ラーの象徴として、雌猫は女神バストの象徴として扱われるようになり、神聖化される存在になりました。人間を飢餓や飢えから守った猫ちゃんを大事にするようになった証拠とも言えるでしょう。

その後、次第にエジプトは衰退の一途を辿る歴史が残されています。続いてキリスト教の文化が盛んになるにつれて、猫ちゃんはヨーロッパー各地へと広がるように知れ渡っていくのです。

まとめ

ふーちゃん

普段はあまり考えることの少ない猫ちゃんと人間の歴史ですが、辿っていくとかなり昔からの付き合いであることが分かりました。最良のパートナーとして今後も信頼関係を築いていきたいものです。

スポンサーリンク