1. 同じものを用意しておく
「ブランケット症候群」という症状をご存じですか?小さな子がお気に入りの毛布やタオルをいつも持ち歩く行動です。それがないと不安になってしまうのですが…。特別病気というわけではありません。発達障害とも違うようです。
これが実は猫にも起こり得えます。お気に入りを勝手に破棄してしまうと、食欲が減退したり元気がなくなったりすることがあるのです。ですから、同じものを用意し猫の匂いをつけておくと、スムーズに新しいものに移行できるかもしれません。
ただ、匂いが染み付いた古いものをどうしても手放さないということも考えられます。その場合は無理に破棄せず、好きなようにさせてあげましょう。
2. 様子を見る
しばらくお気に入りを隠して、猫の様子を見てみましょう。探していたり元気がなくなったりしたら、破棄することは避けた方が良いかもしれません。もしあまり気にしている様子がなければ、そっと捨てても大丈夫でしょう。
ただ一言で捨てるといっても、フタのついていないゴミ箱に入れておくと猫が漁って取り出してしまうかもしれません。捨てたことが分からないようにしておきましょう。
3. 捨てない
「捨てない」という選択肢もあります。前述したように、お気に入りが猫の精神的な安定剤になっていることがあるからです。どんなに汚くてボロボロでも、大切なものなのでしょう。衛生面から考えると捨てた方が良いですが、どうしても猫が嫌がる場合はできる範囲で消毒するなどしておきましょう。
精神を安定させるために獣医師に薬やサプリメントを処方してもらうこともできますが、できるなら使わない方が無難です。猫のお気に入りをうまく使って、安心して暮らしてもらいましょう。
4. 別のお気に入りを見つけてもらう
別のお気に入りを見つけてもらう方法も。ブランケット症候群になった猫に似たようなものを与えたところ、みるみるうちに元気になったことがあるようです。
新たに取り入れたものを必ず気に入ってくれるとは限りませんが、いくつか試してみてください。なかなかにして好みにうるさい猫ですから、苦労するかもしれませんが…。でも精神の安定をはかるためなら仕方ありません。気に入るものが見つかるまで、付き合ってあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:CAL♂ / ベンガル / 3kg
猫のお気に入りはそうやすやすと捨てて良いものではないようです。もし破棄するときは慎重に行ってください。捨てた後に後悔しても遅いですから…。