猫が飼い主の外出を察知する方法4つ

猫が飼い主の外出を察知する方法4つ

猫はただ1日をノンビリ過ごしているわけではありません。日々観察を怠らず、外出のきざしを知ることなど朝飯前。さりげなさを装いながら、飼い主さんの動向を逐一チェックしています。不思議がる飼い主さんを尻目に、「だって分かりやすいんだもん!」と猫たちは言っているはず。いったい彼らはどうやって私たちの外出を察知しているのでしょうね。

1.1日のタイムスケジュールを覚える

玄関を見つめる猫

猫が最初に覚えるのは1日のタイムスケジュールです。朝、だいたいこの時間に起きて、支度をして出かけて行く。ならばこの辺りでお出かけを邪魔しようか、など飼い主さんのスケジュールに従って、猫は自分なりのスケジュールを組み立てているのです。

2.物音の種類を覚える

草むらにいる猫

体内時計のおかげで猫はだいたいの時間は分かります。しかし、「その時」を知るのはまた別の方法です。飼い主さんの外出には、時間帯と相まって独特の音がセットになっています。

ドライヤーの音、ひげそりの音、せわしなく歯を磨く音、クローゼットを開け閉めする音、衣擦れの音、そして鍵を握る音。草原でネズミの動き回るひそやかな音を聞き分けられる猫にとって、そんな派手な音は聞き耳を立てるまでもなく何の音だか分かってしまうのです。

3.匂いで覚える

指のにおいを嗅ぐ猫

猫は嗅覚も敏感です。歯磨き粉の匂いはもちろん、化粧水の匂いや整髪料の匂い。家とは違う職場の匂いのする衣類や使い込んだ鞄の匂い。きっと、家の中のあらゆる匂いを嗅ぎ分けた上で、これはお家の匂い、これはお出かけの匂いと細かく分類しているに違いありません。そして、お出かけの匂いが数種類集まったところで、猫は疑惑を確信に変えるのかもしれません。

4.気配で覚える

足に擦り寄る猫

猫は飼い主さんの動作の違いも見分けています。たとえどんなに同じような動きをしているつもりでも、私たちの苛立ちや気ぜわしさは隠しきれません。声のトーンや身振りの違いに気がつくのかもしれませんし、汗や呼吸にストレス物質の香りを嗅ぎ取っているのかもしれません。

隠そうとして、かえっておかしな態度をとってしまっている可能性も大いにあります。いずれにしろ、外出することは気配からも分かってしまう。猫にとってはニンゲンの全てが、大声で「出かけるよ!」と叫んでいるのと同じ事なのかもしれません。

まとめ

景(カゲ)

猫は見ています。正確には「五感」で感じています。猫は熟睡する時間が短いと言われますので、寝ていてすらも音や匂いで飼い主さんの外出を察知できます。

まして、毎日仕事に出かけるなら外出が何時頃かを覚えていますし、旅行なら見慣れぬバッグや飼い主さんの態度の違いに異変を感じ取ります。つまり、猫は最高に感度の良い外出発見センサーを持っているということ。こっそり外出するのはなかなか難しいのです。

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