1.来客
ドアホンが苦手な子は、ピンポンの音を聞いただけで逃げて行きます。こんな時は深追いNG。そっとしておくのが1番です。ただし、行き先を把握しておくことは大切です。できれば、家族公認の退避場所を準備し、安心かつ安全に隠れてもらうと良いでしょう。
2.病院への道中や待合室
猫は、病院が大嫌い。道中や待合室でずっと鳴いていたり、逆に恐怖に震えて動けなくなったりします。そんな時には、こちらの3つを試してみましょう。
- 声をかける
- 撫でる
- 目隠しをする(=キャリーバッグをすっぽりくるむ)
声をかければ飼い主さんがそばにいることに安心しますし、撫でればマッサージ効果も加わってこわばった身体も緩みます。また、目隠しは、ライオンなどの野生動物を保護する時にも使われる、レンジャー常識のテクニックです。食いしん坊なら、オヤツで気を紛らわすのも良いですね。
3.入院
どんなに嫌でも、やむの得ないのが病気・怪我による入院です。そんな時は、いつも猫が使っているタオルや毛布、飼い主さんの古いセーターなども猫と一緒に預けましょう。
柔らかい感触が猫のこわばった心身をほぐし、家を思い出させる匂いがひとりの時間を慰めてくれるはず。おそらく治療にも良い影響があるのではないでしょうか。
4.ケンカ
けんかも本気になると、猫は誰の声も聞こえなくなります。そんな猫を落ち着かせるには、怒りの対象から気をそらすのが1番です。例えば、何かを落としたり、パチンと1回拍手をしたり、大きな音でびっくりさせると猫たちは怒りを忘れてしまいます。あとはさりげなく割って入り、おやつや優しいトーンの声かけを。触れるようなら、撫でてあげるのもいいですね。
まとめ
今日のねこちゃんより:ニャンコ一家♀ / 3歳 / 雑種(ミックス) / 4kg
猫の心を落ち着かせる方法の基本は、猫の気を紛らすことです。興味の対象を別のもの(オヤツやマッサージ、大きな音など)に移すことができれば、もう半分成功したようなもの。1度で上手く行かないかもしれませんが、猫の興奮する場面というのは何度もやって来ます。その都度試して、怖くないんだよ、と教えてあげてくださいね。