猫の心を落ち着かせる方法4つ

猫の心を落ち着かせる方法4つ

どんなに鷹揚な猫でも、いったん心に火が付くと落ち着くのにかなり時間がかかります。しかも、興奮状態にある時になだめようとしても、全く聞く耳を持ちません。しかし、飼い主にできることがないわけではありません。ここでは猫の心を落ち着かせるための方法を、場面ごとにご紹介しましょう。

1.来客

まん丸な目でこちらを見るハチワレ

ドアホンが苦手な子は、ピンポンの音を聞いただけで逃げて行きます。こんな時は深追いNG。そっとしておくのが1番です。ただし、行き先を把握しておくことは大切です。できれば、家族公認の退避場所を準備し、安心かつ安全に隠れてもらうと良いでしょう。

2.病院への道中や待合室

キャリーバッグから頭だけ出す猫

猫は、病院が大嫌い。道中や待合室でずっと鳴いていたり、逆に恐怖に震えて動けなくなったりします。そんな時には、こちらの3つを試してみましょう。

  • 声をかける
  • 撫でる
  • 目隠しをする(=キャリーバッグをすっぽりくるむ)

声をかければ飼い主さんがそばにいることに安心しますし、撫でればマッサージ効果も加わってこわばった身体も緩みます。また、目隠しは、ライオンなどの野生動物を保護する時にも使われる、レンジャー常識のテクニックです。食いしん坊なら、オヤツで気を紛らわすのも良いですね。

3.入院

タオルにくるまってじっとしている灰色猫

どんなに嫌でも、やむの得ないのが病気・怪我による入院です。そんな時は、いつも猫が使っているタオルや毛布、飼い主さんの古いセーターなども猫と一緒に預けましょう。

柔らかい感触が猫のこわばった心身をほぐし、家を思い出させる匂いがひとりの時間を慰めてくれるはず。おそらく治療にも良い影響があるのではないでしょうか。

4.ケンカ

イカ耳で争う猫2匹

けんかも本気になると、猫は誰の声も聞こえなくなります。そんな猫を落ち着かせるには、怒りの対象から気をそらすのが1番です。例えば、何かを落としたり、パチンと1回拍手をしたり、大きな音でびっくりさせると猫たちは怒りを忘れてしまいます。あとはさりげなく割って入り、おやつや優しいトーンの声かけを。触れるようなら、撫でてあげるのもいいですね。

まとめ

ニャンコ一家

猫の心を落ち着かせる方法の基本は、猫の気を紛らすことです。興味の対象を別のもの(オヤツやマッサージ、大きな音など)に移すことができれば、もう半分成功したようなもの。1度で上手く行かないかもしれませんが、猫の興奮する場面というのは何度もやって来ます。その都度試して、怖くないんだよ、と教えてあげてくださいね。

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