言葉を理解している?
突然ですが猫ちゃんは人の言葉が理解できると思いますか。いつも愛猫と一緒に暮らしている飼い主さんから見れば「イエス」と答える人は結構多いのではないでしょうか。
実はイギリスでは実際に猫カフェで「猫ちゃんは実際に自分の名前が理解できるのか」という実験を行ない、結果、見事に自分の名前に反応できたそうです。
この実験からも猫ちゃんにはある程度の知能があり、飼い主さんのことを日々観察しつつもいくつかは飼い主さんの言うことを理解しているのではないかと言えます。
今回は「猫ちゃんと人の言葉」について調べてみましたのでコラムとしてお楽しみ下さい。
音を聞き分けている
猫ちゃんには人間よりも優秀な聴覚があります。人が発する微妙な音の違いも猫ちゃんの耳なら聞き分けることができます。それにより単語レベルでなら理解することができると言われています。
しかし人間でも言語機能を司っているのは脳の中の大脳新皮質であり、それは猫ちゃんにはうっすらしかないと言われています。そのため単語と単語の組み合わせを理解することは難しいと言われています。
これを補うために「記憶力」があります。実は猫ちゃんは記憶力も優れており、経験を通して学ぶことができます。特に「ご飯」に関する経験は猫ちゃんにとっては死活問題でもあるので、特に覚えることができます。
言葉に高低や抑揚をつける
猫ちゃんに言葉を理解してほしい時は、優れた聴覚を利用してなるべく音の高低や抑揚をつけて話してあげると、猫ちゃんには理解しやすくなります。
猫ちゃんを褒める時は優しく高い声で、反対に危険なことをしているのであれば低い声で語尾を下げるといった工夫をすることが大切です。
猫ちゃんには単語の組み合わせが理解できなくても、その工夫次第で飼い主さんが何となく嬉しがっている、怒っていることは分かるようになります。
名前はポジティブな時に
猫ちゃんにとって「名前」は一番最初に覚えやすい単語です。飼い主さんに気をつけてほしいことは、名前を呼ぶ時はなるべく、猫ちゃんが喜ぶことが起きそうな時や飼い主さんが喜んでいるときに呼ぶようにしましょう。
いたずらをしてしまった時に、思わず猫ちゃんの名前を呼んでしまいたくなる気持ちはわかりますが、名前と「怒られる」ことが結びついてしまうと、愛猫は名前を呼ばれることを恐れるようになります。
それはとても悲しいことですので、ポジティブなイメージをつけてあげるようにしましょう。
まとめ
猫ちゃんには優れた能力があることがわかりました。上記のことを理解するだけでも愛猫との接し方が変わり、双方にとって生活しやすくなると思われます。