スペースキャットについて
スペースキャット。これだけ聞くと単に可愛らしいとか、キレイな画像なのではないかと想像してしまいますが、実物はとても面白く、作った人の個性と想像力が爆発したものとなっています。
宇宙と猫のコラージュ写真
「スペースキャット」とは、猫の写真と宇宙の背景を組み合わせて作ったコラージュ画像と呼ばれるものの一種です。日本のSNS利用者の間で話題を集めているスペースキャット。実は数年前から海外では大人気となっています。
海外のどこで誰がいつ作り始めたのか、正確なことはわかっていません。正に宇宙と同じように起源が謎に包まれているのです!スマートフォンが市民権を得たあとに多くのアプリが登場しましたが、その中のコラージュ画像を簡単に作れるアプリを使って作成されたものが始まりなのではないか、とも言われています。
スペースキャットブームが日本にもやってきた!
そんなスペースキャットフィーバーが日本にも飛び火。Twitterを始めとするSNSを通して広まり、今や日本でも「シュール」、「笑える」、「かわいすぎてずるい」、「猫は宇宙そのものだ!」など、様々な反応と共に密かな人気となっています。
画像だけにとどまらず、Tシャツやスマートフォンケースなどのグッズも販売されています。スペースキャットがデザインされたTシャツを着て街を歩けば、周囲から注目を浴びること請け合いです。
人から注目されたい!という人から、画像を見るだけじゃ物足りない!常にスペースキャットと一緒にいたい!と思われる人が、どれだけいるかはわかりませんが、気になるかたはネットショップで検索してみてはいかがでしょうか。
スペースキャットはシュールな作品に仕上がる
SNS上にはたくさんのスペースキャット画像が投稿されています。比較的マジメなカッコいいものや神秘的なものから、思わず吹き出してしまいそうな完全にネタに走ったもの、一体どういう経緯で思いついたのか悩んでしまいそうな画像まで様々です。
少し例を挙げると、
- 三角形のピザに乗ったペルシャ猫(しかもちょっと上下に動いている)
- ワイングラスとワインボトルを持ったサングラス猫
- 仰向けになりトイレットペーパーをロールごと抱えている猫
- 黄色い眼鏡をかけ、真っ赤な目から赤い光線を発射する猫
- ボディがピザの亀に乗り、頭に食べかけのピザをかぶった猫
- 可愛らしい子猫の周りに土星のような輪っかが
- 背景は漆黒、猫の体の中が宇宙に
- 月面を生身で歩く猫
などなど、宇宙をバックにシュールなスペースキャットたちの姿が展開されています。いずれもかなりのクオリティで、そのまま映画のポスターに使えそうなものなども!
完全に趣味・遊びの領域ながら、こんなに素晴らしい合成技術とセンスを持った人たちが本気で作っているところに、猫人気の高さと彼らの猫愛を感じてしまいますよね。
なぜ猫なのか
ゲラゲラ笑いながらスペースキャットの画像を見ていてふと湧いた疑問があります。それは「なぜ猫がモチーフにされたのか」ということ。他の動物ではダメだったのでしょうか?
猫と比較して語られることの多い犬だったら?反応や性格が猫に比べて分かりやすい犬。宇宙と合わさった時、猫ほどの神秘性やシュールさが出ないような気がします。
では猫と同じネコ科のライオンならどうでしょう?純粋にカッコいい画像しか想像できません。
あくまでも筆者の想像でしかありませんが、気まぐれでツンデレな猫の、つかみどころのないイメージが、宇宙の醸し出す神秘性にもっともマッチしていたのではないか?とそんなことを考えてしまいました。
宇宙のように謎めいていると表現するのは大げさかもしれませんが、まだまだ私たちが知らない秘密を猫たちはたくさん隠しているような気がします。
また、ミステリアスなだけでなく素朴で愛らしい一面もある猫と壮大な宇宙のミスマッチさから来る面白みも、スペースキャットが海を越えてこれだけの人気を集めた理由なのではないでしょうか。
しかし、いつの世も物事の真相は単純なことが多いものです。「初めてスペースキャットの画像を作った人が猫好きだったから」とか、そんなことなのかもしれませんね。
おまけ リアル・スペースキャット?!
皆さんは初めて「スペースキャット」という言葉を聞いた時、又は文字を見た時、何を思い浮かべましたか?映画通のかたなら、1978年にアメリカで公開されたSF映画『スペースキャット』を思い浮かべたかもしれませんね。
この『スペースキャット』は、人語を操る猫型のエイリアンが出てくるファンタジーで、日本未公開ということもあり映像を手に入れるのは難しい作品となっています。
ちなみに筆者は「スペースキャット?宇宙に行った猫のこと?」と思いました。スペースキャットの本当の意味を知り画像を見て脱力したのですが、ついでに「そういえば猫って実際に宇宙に行ったことがあるのかな?」と思い調べてみました。
初めて宇宙へ行った猫「フェリセットちゃん」
こちらは映画の中の話ではなく、現実にあった出来事です。
1963年10月、歴史上初めて猫が宇宙へと飛び立ちました。そのメス猫の名前はフェリセットちゃん。
フランス製のロケットで、時間は15分間ほど。フェリセットちゃんの頭には、宇宙から帰還したあとの脳波測定のための電極が埋め込まれていたといいます。
過去にも多くの動物が宇宙へと送り込まれましたが、生還できないコもたくさんいました。そんな中でフェリセットちゃんは生きて地球に戻ってきました。
フランスから英雄として表彰されたフェリセットちゃん。
しかしその後の彼女がどんな生活を送ったのか、詳細は語られていないようです。どうしても嫌な想像が頭をよぎってしまいますよね……。脳検査のために安楽死させられたとも。
じつはこのフェリセットちゃん、別の猫のピンチヒッターとして宇宙へ行くことが決まりました。もともとはフェリックスという猫が抜てきされていたのですが、ロケット打ち上げ直前に、居なくなってしまったのだそうです。もしかしたら、身の危険を察知して逃げ出したのかもしれませんね。抜群の危機管理能力です。
現在の宇宙科学の進歩も、「リアル・スペースキャット」とも呼べる、彼女らの存在の上に成り立っているのですね。
スペースキャットに関するまとめ
ラストは何だかしんみりした話になってしまいましたが、本家スペースキャットの方は気楽に笑える不思議な画像がいっぱいです。
誰かの作った画像を見てニヤニヤするもよし、画像加工に自信のあるかたは自分の愛猫をスペースキャットにするもよし。いずれにせよ、このスペースキャットブームは当分続きそうです。
20代 女性 ばにら
SNS以外でもTシャツやカバンなどのグッズも販売されているんですね〜まだスペースキャットのTシャツを着ている人は見かけた事がありませんが、着ると目立つような気がするのですぐに気付きそうですね。
スペースキャットの写真も、笑ってしまいそうなものから、間抜けな感じの物や、何でこの表情の猫と宇宙を組み合わせたんだ??なんて何か狙ってるじゃないって思う物のコラボレーションなど、作った人の個性が出ていますね♪
見ていて楽しくなります!
猫以外の他の動物でもマッチすると思うので色々な動物をコラボさせてみると面白いだろうな〜思います!!
実際に初めて宇宙に行ったというフェリセットちゃんですが、その他にも色んな動物が宇宙に行っていたというのも驚きました。研究のためなのかは分かりませんが、表彰されたとはいえ、フェリセットちゃんにとっては、いい迷惑だったでしょうね。無重力なのでふわふわ浮いてたんですよね〜〜15分とはいえ何が起こったか分からないまま宇宙に行ってたんですもんね。
今はスペースキャットがブームとなっていますが、また新しい猫と何かのコラボなどありそうですね♪
30代 女性 にゃコロ
現在はロケットの打ち上げも成功率が上がり、打ち上げ成功の吉報が流れる度に
”人の技術はすごいなぁ”
と感じています。けれど、ここまで来るのにたくさんの労力と犠牲もあった事を想像すると、切なくも思います。
宇宙と猫のコラボは、なかなかのシュールさを感じますね!
美術系の学校を出ましたが、コラージュの授業はとても楽しかったと思い出しました。
ゆるい感じに宇宙を浮遊しているスペースキャットの作品として目にしていますが、民間人が宇宙旅行へ行けるプランも、大手旅行会社で提案されている現在です。
この先、宇宙旅行を当たり前に耳にする未来が近いと考えると、ペット同伴宇宙旅行、なんていうものもあり得る話かもしれません☆
お金持ちだったら、宇宙旅行へ行きたいです!が、夢の夢。
スペースキャットを作ってイメージトレーニングに専念したいと思いますw
40代 女性 ねこきち
30代 女性 ひなこ
うちの猫ちゃんも数々の作品を作りました。
写真を撮って、パソコンで加工したりと楽しいですね。本当に宇宙に行ってきたんじゃないかと思うくらいです。
我が家の猫ちゃん夫婦は、オスの猫ちゃんのほうが写真を撮られるのが大好きなので、よく楽しくて面白い写真を撮ってみたりします。
色んな表情をしてくれるので、楽しいです。
ほっぺをふくらました表情をしたりもするので、貴重な一枚を撮ることができました。
昔、宇宙に行った猫ちゃんが生きて帰ってきたと聞きました。無事に余生を暮らしていたら良かったのですが、そうではないのかもしれませんね。
30代 女性 まきこ
我が家の猫ちゃんは、演技するのが好きなので、色んな表情をしてくれて写真を撮っていてもなかなかいい作品が出来上がります。
猫ちゃんが飽きないように短時間でクオリティの高い写真を撮り写真集を作って友人に見せて自慢していました。みんな、飼っている猫ちゃんをスペースキャットにして、写真集を撮り初めてちょっとした、ブームになり楽しかったです。