わかっている説
猫は飼い主さんに怒られた際、わかっているという説があります。目をそらしたり毛づくろいをしたりするなどをしたときは反省しているとかいないとか…。
怒られたストレスを解消しているとも考えられます。本当に反省しているのかどうかは、正直猫にしか分からない部分でもあるのです。飼い主さんの怒りの感情は十分猫に伝わっているので、過剰に怒ることは避けてあげましょう。ストレスになってしまいます。
わかっていない説
いやいや、自分が怒られていることなど分かっていない、という説も。ただ猫は本能のままに行動しているだけであって、それがなぜ悪いのかが分からない、という考えです。
ですから、飼い主さんが怒っても「何で怒ってるの?どしたの?」という感じで、きょとんとされてしまうかもしれません。大声にびっくりして恐怖を抱いてしまう可能性も。下手をすると飼い主さんとの信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれませんので、過剰に怒ることはやめた方が良さそうです。
言葉はわかっているらしい
猫は人間でいう2~3歳程度の知能があるといわれています。人の単語も200語程度は覚えられるのだとか。ですから自分の名前は覚えていますし、飼い主さんが良く言う言葉も分かる場合が多いでしょう。
記憶力がとても良いので、実際は人間の2~3歳児よりも知能が高いのでは?という説もあります。飼い主さんが怒るときにいつもいう言葉があれば、それは意味が分かっているかもしれません。
「コラ!」ということが多ければ、怒っているときの言葉だと覚えていると考えられます。ですから、それが自分に向けられていたらひょっとして「今、怒られているのかな?」と何となく感じているかもしれません。
効果的な叱り方とは?
猫を効果的に叱るには、ただ漠然と怒るのではあまり良くありません。飼い主さんが直接的に声をかけるよりも「天罰方式」の方が効果的です。猫に気づかれないように大きな音を出したり水をかけたり…。根気良く繰り返していると、そのうち覚えてくれるでしょう。
ただ時間がかかる場合がありますので、外出が多い飼い主さんにはあまり向いていない方法かもしれません。その場合は猫がしてほしくない行動ができないように工夫すると良いでしょう。
例えば、登ってほしくない場所に粘着テープの粘着面を上にして貼り付けておく、いじってほしくないものは猫が開けられない棚にしまうなど。お互いに負担がかからずにできる方法です。
まとめ
猫が怒られていることを分かっているのかどうかといえば、はっきりとは分かりません。飼い主さんの機嫌が悪いことは分かるでしょうが、まさかその原因が自分にあるとは思っていないかもしれないのです。
でも、怒られたすぐ前にやっていた行動がいけなかったと感じている、ということも考えられます。猫と話ができたらはっきりとするのですが…。いずれにせよお互いにストレスを感じないようにしていくことが大切です!