猫最優先の生活が『下僕』的
一部の猫の飼い主は別名『下僕』と呼ばれることがあります。では、なぜ『下僕』と呼ばれているのでしょうか。結論から先にいいますと、猫最優先の生活スタイルを送るというまさに飼い主と猫の立場が逆転した『下僕』的な立ち位置になっているのがその理由となります。
猫は基本的にクールな性格で単独行動を好む生き物です。ですので、猫の気ままな振る舞いに飼い主の方が振り回されてしまうことが多いといえます。
猫に従う
例えば、飼い主が撫でたいと思っていても愛猫がその気じゃなければ「今は触るでにゃい!」と猫パンチをされながら怒られてしまいます。ですので愛猫を可愛がるときは、甘えたモードになっているときに触らせていただく。ということになることが多いのです。
このように、猫との生活は基本的に飼い主が気ままな猫に合わせていく、というスタイルが基本となりますので、周りから見ると飼い主が『下僕』的な立ち位置になっていたり、少しずつ飼い主が主(猫)の様子を伺いながら行う『下僕』的な接し方へと変貌していくことがよくあるのです。
愛猫を溺愛して下僕と化す
いつの頃からなのかはハッキリとわかっていませんが、愛猫を溺愛している飼い主は自ら下僕と名乗ることが多くなりました。そんな自ら下僕と名乗る飼い主はみんな、猫のツンデレな性格を受け入れて溺愛している。という共通点があったりします。
小悪魔的魅力にはまり
私も例外ではなく、普段冷たい態度やワガママな行動を見せる愛猫が甘えて来たときや、自分を頼ってきてくれた瞬間、凄く愛らしく思えて下僕的な態度をとることが多かったりします。もしかすると猫は小悪魔的な戦略やギャップ萌え、アメとムチといったテクニックをふんだんに使って、私たち人間を想い通りに操作しているのかもしれませんね。
そして、見事猫の思惑にひっかかってしまった飼い主は下僕と化してしまうのでしょう。
下僕と猫の生活スタイル”あるある”
では実際に猫と下僕(飼い主)は日頃どのような生活をしているのでしょうか。よく知られている”あるある”をいくつかご紹介していきます。
- 気づくと高い場所から観察されている
- 一緒に眠る時は猫が真ん中、飼い主は端っこ
- 寝ていると起きるまで猫に起こされることがある
- 体に乗られたら猫が移動するまでジッと待機
- アイコンタクトだけで命令してくる
- 一方的に引っ掻かれても飼い主がゴメンなさいする
- 飼い主だけで何かを楽しんでいると邪魔される
など
といったことがごく普通の出来事としてあるようです。
こうして見てみるとまさに猫様と下僕(飼い主)という感じがしますよね。一見甘やかしているように見えますが、猫本来の性格からするとこのような振る舞いは、普通の行動になるのでしょう。”あるある”に心当たりがあるのでしたら、あなたも知らず知らずのうちに愛猫に魅了された『下僕』といえるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ステラショコラを♀ / 2歳 / 雑種(ミックス) / 5kg
『下僕』と呼ばれる、または自ら下僕と名乗る飼い主は猫のことが大好きな人となり、猫本来の性格や本能を受け入れているともいえます。
また、猫のルックスやツンデレな振る舞いは、なんとも可愛らしいので、猫の気持ちに振り回される下僕となる飼い主はとても多いのでは?と感じます。
しかし、ときには厳しく接することも必要となりますので、ただ甘やかす下僕になるのではなく、自分の意見を主(猫)に主張できる下僕になるのが理想的な関係といえるかもしれませんね。