猫がもともと苦手なこと
猫の本音としては止めて欲しいこと。しかし、飼い主さんとしては止めるのが難しいのが生活に関わるあれこれです。
1. 強い匂いをさせる
香水、タバコ、アロマ、線香、など。鼻のいい猫には刺激が強すぎるので、できれば控えめがいいでしょう。
2. 常に賑やかにしている
ステレオやテレビを大音量で聴く、楽器を演奏する、など。猫は耳もいいので、できれば音量を小さめに設定したいものです。
3. 嫌いな音を出す
ドライヤー、掃除機の音、低い声、など。生活音は仕方ないのですが、逃げ場があればなんとかなりそうです。また、低い声は威嚇に聞こえるそうなので、できれば地声より高めの声で猫に話しかけてあげてください。
4. 大きな動作をする
急に立ち上がる、せわしなく動き回る、ドスドス足音を立てて歩く、など。このような行動は猫を怖がらせ、逆に威嚇に走る可能性もあります。お子さんや猫にあまり慣れていない人には、繰り返し穏やかに接するように伝え、猫には安全な避難場所を用意してあげられるといいですね。
5. かまいすぎる
寝ているのを邪魔する、ブラッシングし過ぎる、過度に甘やかす、など。構い過ぎるのも問題ですが、構い過ぎて依存性が高くなると、飼い主さんの入院などで逆に猫が辛い思いをします。程良い距離感は、猫にも必要です。
6. 服を着せる
服を着せる、コスプレをさせる、など。病気や高齢の猫に補完的に服を着せるのは、悪くないアイデアです。しかし、服は身体の動きを制限するだけでなく、自分で体温調節がしづらくなるという大きなデメリットがあります。猫は服を喜ばない!ということを、忘れないでくださいね。
7. お仕置きをする
猫に拘束服を着せる、ケージや別室に閉じ込める、など。例えば粗相をした後、お仕置きしている飼い主さんは少なくありません。しかし、猫はお仕置きの意味が全く理解できませんから、単に問題解決を先送りしているだけです。
粗相が困るなら、まずトイレの設置場所や個数、縄張り問題や病気の有無など、猫サイドのお困りポイントを解決する方が早道です。
まとめ
猫に嫌がられる習慣は意外と多いもの。しかし、それに気がつくことができれば、可愛い相棒のご機嫌な時間が増えていきます。猫がご機嫌なら、飼い主さんも嬉しいはず。そして、こちらが少し気を遣えば、不思議と猫の気遣いも見えてきます。うまく行っていると思っている方も、少しだけ今の生活を見直して、一緒にご機嫌な時間を増やして行きませんか?