1.被毛の様子
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猫の被毛にモチモチした毛割れが出来たり、白髪が顔の周りにチラホラと見えてきます。若い時は毛づくろいをマメに行っていた綺麗好きの猫も、高齢になると自発的にセルフグルーミングをしないので、被毛に艶が無くなってしまいます。
飼い主が積極的にブラッシングを行い、猫の被毛がフェルト状にならないように注意してくださいね。フェルト状になると体温調節が難しくなってしまいます。
2.動き方がゆっくりになる
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関節も弱まってくるので、猫自身の動く時間が少なくなり寝ている事が多くなります。今まではしていた高い所へのジャンプも出来なくなったりします。猫のプライドを傷つけないように、ステップを増やして登りやすくしてあげましょう。そして徐々に高さのある箇所を減らすようにしましょう。
3.大きな声で鳴くようになる

今まではしっかりと寝ていた時間に動き回ったり、夜鳴きをするようになってしまうこともあります。その時は猫に声がけをして安心させてあげましょう。一瞬、飼い主から見ると問題行動に感じますが、高齢の猫が動く一つのチャンスと考えると良いそうです。
4.排泄の失敗がある
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シニア化すると消化器が弱まってくるなど、機能低下から便秘や下痢が起きたり、尿意を催してからトイレまで間に合わないなど排泄の問題が起きてきます。
トイレの段差を無くしたり、トイレの周りにトイレシートを敷いたり、壁に防水シートを貼付けると排泄後の掃除も楽になります。便秘や下痢には食事の見直しも必要でしょう。オムツを利用する方法もあります。
5.食欲が落ちる

猫の運動量の減少や機能の低下している臓器に合わせて食事量も減ってきます。無理に食べさせず、猫の自由にさせる方が良いでしょう。
その他口腔内の炎症も、高齢猫になると多くなり食欲が落ちます。この場合は抜歯するなど処置をする必要があります。
まとめ
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猫のシニア化。年齢以外で判断するポイント5つについてお伝え致しました。猫はいつも人間の暮らしに沿って生きてくれています。
今まで元気に走り回って我々飼い主を喜ばせてくれていた猫のために、今度は長生きしてくれた愛猫に対して、飼い主が介護をする番だと思いシニア化を気持ちよく迎えたいですね。