匂い
猫は様々なものを匂いで判断しているきらいがあります。飼い主さんを判別するのに、嗅覚を使うことは多いでしょう。その為、いつもと違う匂いがすると気になって、クンクン良く嗅ぎます。場合によってはスリスリして、安心しようとします。自分の匂いをすりつけることで、ホッとするのでしょう。
他の猫を触ってから帰宅すると、それはきっと見抜かれています。「浮気した!」と嫉妬されてしまうかもしれません。猫カフェに行った日は、いつもより激しくスリスリされることが多いようです。
声
飼い主さんを判別するのに、声を使うこともあるようです。知らない人のには反応しないのに、大好きな人のにはハッとしたような顔をします。しかも何年も会っていなかった飼い主さんの声が分かることが、知られています。
猫は人よりも家に付くなんて話がありますが、実際はそうでもなさそうです。信頼関係が築けていた人の声は、3年くらいは覚えていられるようです。猫に忘れられたくなければ、最長でも3年以内には会うようにすると良いでしょう。
足音
家の外で聞こえる足音で、飼い主さんかそうでないか分かるよう。オーナーさんだけの時は玄関に出迎えに来るのに、誰かと一緒だと来ないなんてことがあります。
また、車の音でも飼い主さんの帰宅が分かるようです。猫がお出迎えしてくれたら嬉しいですね!我が家では大抵、お腹が空いている時に玄関で待ってくれています。
シルエット
視力が悪い猫は、シルエットで判別しているという話も。例えば寝癖がついているだけでも「誰?近くに来るにゃ!」と威嚇されてしまう飼い主さんがいるそうです。
また、普段とはちょっと違った格好をしていると、怖がって近寄ってくれない場合もあるのだとか。匂いや声は飼い主さんなのに、シルエットが違うとどうも戸惑ってしまうようです。
顔では判別できない…
残念ながら、飼い主さんの顔では判別ができないようです。いくら密接に関係している人であってもです。一方で、猫の顔は分かるのだとか。面白い研究結果です。やはり同族の顔は、さすがに判別できるのでしょう。
ですから飼い主さんの顔がどんなに変わろうと、匂いや声など別の要素で判断しているのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ポンちゃん♀ / 3歳 / サビ猫 / 3.8kg
猫は人間とは全く違った方法で、相手を判別しています。匂いや聴覚は特に大事なので、鈍らないようにしてあげたいですね。そして願わくば、忘れられないように…